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「何を読んだらよいか分からない」と考えている人におすすめする読書本5冊

「読書をはじめよう!」と思って、本屋さんに立ち寄ったものの、その量に圧倒されて何も買えないまま帰ってきたという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そんな「読書を始めたいけど、何をどのように読んだらよいか分からない。」という人に向けて、読書を始めるきっかけとなる5冊をご紹介します。

1.『読書力』

私が本を意識して読み始めるようになったのは、大学の卒業間近のころでした。当時、私は司法試験受験生で法律の教科書はそこそこ読んでいましたが、「本を読む」という習慣はまだありませんでした。でも、司法試験にはなかなか合格することができず、「法律の勉強もいいけど、ちゃんと本を読めるようになっておかないとな。」などと思うようになり、少しずつ本を読むようになりました。

そんなときにブックオフで出会った本が齋藤孝さんの『読書力』です。この本の素晴らしいところは、「なぜ本を読むのか」、「本を読むとどうなるのか。」、「どうやって本読むべきなのか」など、普通に過ごしていると誰も教えてくれないことを正面から教えてくれていることです。

巻末にある「文庫百選」は齋藤先生が選んだ100冊の文庫・新書が掲載されています。これから読書を始めようと思っている方にぴったりの100冊が紹介されています。

本は自分で選ぶものだとは思うのですが、何事も最初のうちは先生やペースメーカーが必要なもの。この本はこれから読書を始めようと思う方にぴったりの本です。

2.『ぼくらの頭脳の鍛え方』

立花隆さんと佐藤優さんの対談形式で書かれている本です。この本では「思想・哲学・宗教」、「戦争・歴史・天皇」、「国家・政治・社会」、「文学」、「ビジネス」、「芸術」、「サイエンス」など様々な分野の本を知ることができ、自分の幅を広げることができます。この本を読むと、いかに自分が狭い範囲でしか物事を考えていないかを思い知らされます。

「知」に関してトップクラスのお二人の対談なので、ちょっと難しい話も多いですのですが、これから教養を身に着けたいと思っているであれば必ず読まなければならない一冊です。

3.『野蛮人の図書室』

続いても佐藤優さんの一冊です。この本の素晴らしいところは、一つのテーマについて複数の本が紹介されているところです。たとえば、「愛に触れる言葉とは」という章(56頁)では、村山由佳『おいしいコーヒーの入れ方Ⅰ キスまでの距離』(集英社文庫、1999年)と、『新共同訳新約聖書』(日本聖書協会、1987年)が一緒に紹介されています。

この本の中で佐藤優さんは、読書によって教養をつけるためのコツをこのように言っています。

読書によって教養をつけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある。世の中には難しい内容を入門者向けにわかりやすく書いた本がある。こういう本をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。(3頁~4頁)

読書というのは、たった一冊の本を読んで終わるというものではなくて、一冊の本を読んで考えて、また次の本を読んで考えてという作業の繰り返し。このような作業の連続で自分の知識が深まっていくということがこの本を読むとよくわかります。

4.『面白い本』

元マイクロソフト株式会社代表取締役社長の成毛眞さんが選んだ「面白い本」が100冊紹介されている本です。読書は「楽しいもの」という成毛さんが、「役に立つ」とか「ためになる」とかという視点を抜きに、ただただ「面白い本」を紹介してくれています。

本を読むことに何か意味を見出したり、本を読んで何かの役に立たてようとすることは重要ですが、それだけではないのが読書の素晴らしいところ。自分の好きだと思ったものを好きなように読めば良い。それが読書の一番の楽しみだということを教えてくれる一冊です。

5.『「成功本」50冊 超読書術』

最後に、いわゆる「成功本」と呼ばれているものを紹介している本をご紹介します。ここで紹介されている「成功本」と言われているものには、いろいろ賛否はあると思いますが、ビジネスで成功をされている方は多かれ少なかれ、ここに書いてある本はちゃんと読んでいらっしゃるように思います。

よく「成功本は捨てろ」などといいますが、そもそも成功本を読んでいなければ「捨てる」ことはできないわけで・・・。ここで紹介されている本を読んだからといって「成功」するわけではないけれど、若いうちに「成功本」を読んでも損はしないと個人的には思っています。

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読書の良いところって、何かを読み始めると、次々に読みたいものが出てくるところだと思います。何かを読んで自分に足りないところを更に補いたくなったり、自分の知らない世界を知って新しい分野の本を読んでみようと思ったり。読書を始めると自然と次に読みたくなる本が出てきます。

まずはここでご紹介した本を手にとっていただき、その中から次の1冊、10冊、100冊と読書の世界が広がっていっていただいたら嬉しいです。

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赤坂見附で弁護士をしています。弁護士法人久田・神保法律事務所。一般企業法務、中国法、労働法関係を主に取り扱っています。一児の父として、子育てにも奮闘中。最近の趣味は息子との鉄道・飛行機の旅です。http://www.lexhh.com