ろみの発達障害チャンネル

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◆発達障害の困りごとや対処法をYouTubeで発信中 ◆ITエンジニア →発達障害が発覚 →社会不適応で生きる気力を失う →世界一周の旅で生きるよろこびを取り戻す ◆発達障害とともに幸せに生きる人を増やしたい

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準備は出発したあとで

世界一周にはざっくり分けて東回りと西回りがあり、わたしは東回りを選んだ。日本から出て太平洋を渡り、北米、南米、アフリカ、ヨーロッパ、アジアの順で回っていく。オーストラリアや南太平洋の島々は予算や期間の都合で今回は外した。 最初の目的地であるハワイ行きの飛行機をどうにかつかまえ、ほっとひと安心。でも心は完全に晴れ晴れとしていたわけではなかった。この旅で自分が一体何をするのか、まだ決められていなかったのだ。 美しい自然や街並みを見て、現地の人々とふれあい、その土地の料理を味わ

    • 出発当日のドタバタ劇

      世界一周出発の日はパニックだった。飛行機に乗り遅れそうだったのだ。 もちろん、準備は一ヶ月くらい前から着々と進めていた。部屋は引き払うことにしたので、管理会社に出発当日に退居の立ち会いをお願いした。家財一式は帰国後のために取っておきたかったけれど、一年間倉庫に預けるより手放したほうが安かったので、やむなくそうすることにした。エコではないけれど。 買い取りに出せるものは箱詰めして送り、自治体で資源やごみとして回収してもらえるものは複数回に分けて少しずつ出した。ベッドや洗濯機

      • 捨て旅

        振り返ってみると、世界一周の旅はいらないものをそぎ落としていく過程だったと思う。 というふうに、一本筋が通った話としてちゃんと構成して書きたかった。どういう背景があって、何を目的に旅に出て、そして何を得たのか。 だけど、自分の中ではいろんなことが複雑に絡み合っていて、やっぱりわかりやすくまとめることができない。このままでは前書きで頓挫してしまう。 なので、出発の日から何となく順を追って書きつつ、行ったり来たりしながら進めていこうと思う。

        • 赤ちゃんを見くびるな

          妊娠38週の胎児の力は想像をはるかに超えます。 出産予定日まであと2週間。 37週からは「正産期」といい、赤ちゃんはいつ外の世界に出ても生きていける準備が整っているので、あとはその日を待つばかりです。 胎動を感じるようになったのは20週ごろだったでしょうか。 自分の腸の動きと判別できないくらいの頼りない感触だったものが、「これは赤ちゃんの動きに違いない!」と確信できる強さになりました。 エコー検査のときにその姿を目にしてはいたものの、「本当にここに生きものがいるんだ」と体の

        マガジン

        • 捨て旅 - 世界一周35ヶ国 -
          3本
        • ADHD・自閉症スペクトラム
          7本

        記事

          アスペルガー彼女が解説するアスペルガー彼氏・夫の理解できない7つの言動

          わたしの彼氏はアスペルガー、そしてわたしも同じアスペルガーです。 同じアスペルガーなので、今では理解しあえる部分も多いのですが、やはりそれぞれ違います。 出会ったばかりの時には、「なんで?」「なんで?」の連続でした。 そんな彼氏の言動をアスペルガーの視点から分析してきて、解読できるようになってきたので、今では対処法もわかります。 ですが、アスペルガーではない彼女さんや奥さんの場合なら、理解できずに悩み続けることもあるだろうと感じます。 実際、通称「カサンドラ症候群」

          アスペルガー彼女が解説するアスペルガー彼氏・夫の理解できない7つの言動

          発達障害で精神障害者手帳を取得するか迷ってる人が知っておいた方がいいこと

          発達障害の診断を受けたら、精神障害者保健福祉手帳の交付を申請することができます。 手帳を申請できるといっても、実際取得した方がいいのかよくわからないですよね。 特に、大人になってから診断を受けた方は、「障害者手帳って自分とは関係ないものだと思ってた」と戸惑うかもしれません。 わたしも初めは「そこまで深刻な話じゃないけど」という感じでした。 それでも、持ってみないことにはよくわからないので、ひとまず取得してみることにしました。 そして、取得しておいてよかったと思ったの

          発達障害で精神障害者手帳を取得するか迷ってる人が知っておいた方がいいこと

          アスペルガーのわたしが大人になるまで気づかなかった人間社会の重要な法則

          社会人2年目のころ、休日に会社の先輩と夏のイベントに行ったときのこと。 記念に一緒に写真を撮ろうという話になりました。 浴衣を着ていたので、せっかくなら自撮りじゃなく誰かにお願いして全身を写してもらいたい。 キョロキョロして頼めそうな人がいないか探すものの、なかなか適当な人を見つけられないわたし。 すると、先輩が男女数人のグループに声をかけました。 「撮りましょうか?」 カメラを構えていた人はありがたがって先輩にカメラを渡し、グループに加わって全員で写真に収まりま

          アスペルガーのわたしが大人になるまで気づかなかった人間社会の重要な法則

          病院では教えてくれない!発達障害の診断を受けたら使える3つの制度まとめ

          発達障害の診断を受けてから4~5ヶ月経ったある日のこと。 他の当事者の人たちと会って、仕事や生活の状況や工夫などを聞いてみようと当事者会に参加しました。 その中で参加者の一人が何気なく教えてくれたことが衝撃でした。 「自立支援、申請しといた方がいいよ。受診料が安くなるから。」 病院には定期的に通っていたのに、そんなこと一度も教えてもらったことはありません。 早速、自立支援受給者証を申請し、それからは医療費の負担割合が減り、とても助かりました。 ですが、受給者証の申

          病院では教えてくれない!発達障害の診断を受けたら使える3つの制度まとめ

          ADHDの人が長時間の集中を必要とする面倒な作業に取りかかる方法

          ADHD(注意欠陥多動性障害)を持つ人は、長い時間のかかる作業になかなか集中できませんよね。 集中が続かないと余計に時間がかかるので、その作業が面倒に感じてしまい、取りかかることさえできず後回しにしがちです。 また、ADHDにはある状態から別の状態にスムーズに移行できないという特性もあるため、取りかかろうとしてもエンジンがかかるまでに時間が必要です。 やろうと思ったことができないとイライラしたり、自信がなくなったり、他の人に迷惑がかかって申し訳なく思ったりしますよね。

          ADHDの人が長時間の集中を必要とする面倒な作業に取りかかる方法

          アスペルガーの人は 一つの価値観にしばられることで ある日突然崩壊する

          友人からおもしろいと聞いたゲームをやってみる。 あるいは、好きな人と食事に行って楽しい時間を過ごす。 そういう時間のあとに、自分のやるべきことができていないことにものすごいストレスを感じる人がいます。 誰でも、試験勉強をしなければならないのについマンガを読んでしまうとか、飲みすぎて翌日の仕事に響いてしまい後悔するという経験があるでしょう。 それでも、だいたいの人は「自分ってダメだなあ」と思いながらも、「まあ、仕方ないか」と自分の中の矛盾をそのままにしてやりすごせるもの

          アスペルガーの人は 一つの価値観にしばられることで ある日突然崩壊する

          記事が書けないことを「アスペルガー症候群」のせいにして記事を書いてみる

          曲を書けなくなったミュージシャンが最後の最後にやる禁じ手。 それは曲が書けない苦しみをそのまま歌にすること。 そこから生まれた名曲の一つがスキマスイッチの「ボクノート」ですよね。 その禁じ手をさっそく発動して、今回は記事が書けないことを「アスペルガー症候群」のせいにして記事を書いてみます。 アスペルガー症候群があると記事を書きづらい5つの理由 わたしにはアスペルガー症候群(自閉症スペクトラム)の性質がありまして、時にそれが記事の執筆をむずかしくしていると感じます。

          記事が書けないことを「アスペルガー症候群」のせいにして記事を書いてみる