見出し画像

消費税という名の悪夢 その10

§8 安倍首相の在任7年8ヶ月で失われたもの

 昨日、安倍首相が辞任する意向を表明した。
健康的な理由での辞任の意向であるとのことだが、果たしてそれだけなのであろうか?

 私自身が思うに、本当に健康的な理由だけであれば、これまでも、薬で治療を試みながら、職務に当たってきたのであるから、続けることも出来たであろうと思う。

 他に原因があるとすれば、安倍首相自身のやる気を損なうような何かがあったということになるだろう。

 自らの健康を犠牲にしてでも、これまでは、やり遂げようという意思が優っていたが、それが出来ないと判断したということであろう。

 安倍首相の在任7年8ヶ月の間、この今の日本が失ったものは、計り知れない。

 まず、私が挙げたいのは、この日本の国の政治に対する国民の関心や信任、そして国力というものを失ったことが、最も大きいと私自身は感じるのである。

 そのことで、国民の勤労意欲も、半減してしまったのであるから。

 それを思うと、この約8年間という期間は、あまりにも長すぎた、悪夢の8年間だったと思う。

 安倍首相の在任7年8ヶ月という歴代最長という記録は、国の大企業への政治的買収行為の上に成り立っていたのだと言えるのである。

 それは、国の税制上の不正行為により、可能になっていたことを考えれば、次の政権は、まず、この問題を決して野放しにしていたのでは、話にもならないであろう。

 まずは、この日本の税制を、公平性がきちんと確保されたものに変える責任がある。   
 
 それが、次の政権の最重要課題となることは間違いない。

 もう一つ、現在の日本の最高法規である、日本国憲法を、日本政府が無視していたことも、安倍首相の責任におけるものが非常に大きいと思わざるを得ない。

 このような、日本の主導者として、国の最高法規を遵守しなければならないという責務を無視した行動は、次の国の主導者は、決してしてはならないことであると思う。

 その行動を、日本国民として、きちんと監視することが、日本国民の責務であり、必要不可欠なことであると、私は思うのである。

 そのため、日本国民は、国の政治に対する関心を持ち続けることも、国民の義務であると思う必要があることを、決して忘れてはいけない。

 自民党、公明党が国会議員の多数を占めているため、今すぐには、今の日本を本当の意味で良い方向に変えることはできないかもしれないが、次の選挙では、是非とも、政権交代を実現し、この日本を人々が希望が持てる、そして、人々の勤労意欲を取り戻すための国家の在り方を是非とも議論し、そして、現在のように偽りの状態ではなく、再び、日本の経済に本当の活気をもたらすような具体的な政策を実現させるために、国会議員の皆さんには、是非とも頑張っていただきたいと、私自身はそう思っている。

 

 

 


 


サポートありがとうございます!このお金を私は決して無駄には使いません。これからも、ぜひとも、見守っていてください。よろしくお願い致します。^_^