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「経済力学」新しい学問構築に自ら挑む その12

 §9. 経済力学エントロピーの定義式と経済力学エントロピーは一体何を表すのか?

 経済力学においても、熱力学と同様にエントロピーを定義したいと思うが、経済において流れるのはお金である。お金の価値は、元々、金(ゴールド)と等価であったことから、金(ゴールド)の価値を、お金の絶対的価値G(ゴールド)とすることで、それ分のお金のする仕事量の変化とすれば、自ずと、経済力学エントロピーは定義できると私は考える。

 つまり、式で表すと、以下のように表すことができる。

  ∴ ΔedS = ΔWM / G

 そして、このお金のする仕事WMというのは、経済物理学的な取引において、お金は、仕事をすることになるし、また、お金には、銀行に預けたり、お金を貸したりする場合には、自己増殖機能があると考えられるため、お金を預けたり、お金を貸す場合の金利によってお金が増える場合には、お金がプラスの仕事をすることになり、また、逆に、お金を借りる場合につく金利も、お金のするマイナスの仕事になり得る。

 つまり、経済物理学的な取引におけるお金のする仕事は、経済物理学的な取引における利益や損失のことであると言うことができ、そして、お金の持つ自己増殖機能の場合のお金のする仕事は、金利であるということが言えると思う。そして、経済物理学的な取引における利益やお金を貸す場合の金利は、プラスの仕事であり、経済物理学的な取引における損失やお金を借りる場合につく金利は、マイナスの仕事であると言える。

 そして、上の経済力学エントロピーの定義式における、右辺の分母であるお金の絶対的価値G(ゴールド)については、ゼロにも、マイナスにもなり得ない値であることも理解できるであろうと思う。


 次に、経済力学エントロピーが、一体、何を表すのかということを、考察していきたいと考える。

 お金のする仕事WMは、お金の持つエネルギーであると言える。そして、WM/Gは、お金自体の持つ価値のことであると言えるが、このことから経済力学エントロピーΔedSが表しているのは、お金のする仕事が、経済に何をもたらすのか?という経済の指標となる値であると言えるであろうと私自身は考えている。

 例えば、経済にプラスの効果をもたらす場合には、経済力学エントロピーはプラスの値をとり、逆に、経済にマイナスの効果をもたらす場合には、経済力学エントロピーはマイナスの値をとるということになると思う。

 つまり、経済力学エントロピーは、経済というお金の流れの流れやすさの度合いを表している指標であると考えられると思うのである。そのため、経済力学エントロピーがマイナスの値をとる場合については、経済というお金の流れが衰退する原因となることが、理解できると思うのである。

 そして、経済力学エントロピーのこれからの研究によって、経済的現象を完全解明に導くことが、私自身の使命であると、私自身は考えている。

 これからの私の研究に、ぜひとも、期待していただきたいと思う。







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