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エンジンがかかった瞬間

何か目標を立てて頑張りたい
誰もが抱くその感情

当然自分にもそれがある
そして幸運にもそれを叶えることができた
もちろん好きなことだったから!
というのもあるが、
今回に関しては、ブルルン‼️
と、エンジンがかかる瞬間があった

お前らが試合に出ることは無いと思う

と、同期から言われた

大学3回の時
自分らの学年は学生コーチを出すため
話し合いをしていた
数人で話しても埒があかないので
みんなで集まって話すことにした

慎重な議題だけに
重苦しい雰囲気がながれる
数人が話した後
沈黙が続く

沈黙を破り
入部当初からAチームで活躍するそいつが放った

これまでBチームにしかいなかったやつが
ラスト1年でAの試合に出ることはないと思う
だからお前らからコーチ出して

そうなんよ
よく言ったと思う
事実やもん

ただ、事実を告げられたことに対し
怒りも込み上げてきた
でも、あいつは試合に出てる
それをいう権利も実力もある

当然怒りの矛先は自分に向く

何そんなこと言わしてるねんボケ‼️
フツフツと沸き上がってくる
なんやこの感情
マジでなんなん?

感情がぐるぐるになって
訳わからんものが押し寄せてきて
なんか今すぐボールを蹴りたくなった

その後話し合いは終わっていく

練習する中でしんどいことは
腐るほどあった
それでもめげそうになるのは
あの言葉だ

最終的に自分は
CチームからAチームまで上り詰め
不可能と言われた公式戦出場を掴み取った

そしてそいつと試合に出た

そいつは引退の時
お前と一緒に部活できて幸せだった
と言ってくれた

こちらこそだ

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