文章は速く書くには、「テーマ」ではなく「主張」を決める。
『売れ続けるネット文章講座』の特別グループで、この後9時からライブ配信をします。グループのメンバーさんからもらった「文章を書くのに時間がかかる」というお悩みに答えていきます。
文章を速く書くための３つのポイントをお話ししようと思っているのですが、（今後もライブ配信を予定しているので、配信の視聴の仕方は最後に書きます）
このnoteでは、文章を速く書くポイントの中でも、よく勘違いされていることを書いてみようと思います。
「テーマ」だけを決めるから、話があっちこっちに行く
文章を書くときに、ありがちなのが「テーマ」だけを決めて書き始めること。
たとえば、「チョコレートについて」だと、書くことが膨大すぎる。
そもそもチョコレートとは？から書き始めようか、
チョコレートの起源を書いた方がいい？
私の好きなチョコを紹介しておくか、
あ、最近流行っているチョコレートがあったな、
（あ、もうだいぶん文章長くなってきたぞ……）
いやいや、書きたかったことは、「チョコレートで仕事の効率が上がる」ってことだったよな。
あれ？
となるからだ。
主張が「チョコレートで仕事の効率が上がる」ということであるならば、その主張を決めてから書けば、話はブレない。相手にもストレートに伝わる。
文章を書き始めるときに、自分が一番言いたいこと＝主張を決めずに「～について書こう」と思っている人は、多いようだ。
「主張」に絶対はない。「仮説」でいい。
という話をすると、よく言われるのが「書く前に主張なんて決めれないです」。「私に主張なんてない」
そうだろうか？
書きたいことがあるならば、「主張がない」ということはない。
これが主張だ、と決めるのが怖いのは、「主張は絶対的に正しいものでなくてはいけない」という思い込みや、「誰かに何か言われたらどうしよう」という不安があるのかもしれない。
だけど、主張は、「今、この時点で、書き手が正しいと思っていること」でいいのではないか。
大切なのは、自分の意見は自分の意見として書くこと。自分の主張を、さも世の中の常識のように書かないこと（そんなつもりはなくても、そういう書き方をしている人が多い）
私は今現在、これがいいと思っている。それは変わるかもしれない。当たり前だ。時代は前に進み続けているし、環境が変われば、人々の感情だって変わる。5年後、1年後、明日だって、何が起こるか正確に予測できる人なんていないのだ。
主張は、「仮説」でいい。そういう思いを持って、でも「今の自分が考えていること」をしっかりと言語化していく。
恐れずに言葉にできる人が、人の心を動かす文章を書けるのではないかと思う。
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