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読書からの学び

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50代の自分がキャリアを考える上で、読書からの気付き、学びを抽象化しながらメモしています。
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#定年

定年前と定年後の働き方。定年は人生の通過点と捉える

皆さんは、定年前と定年後での働き方は変わると思っていますか。 もしくは、定年後は働かない、と決めていますか。 「定年前と定年後の働き方 サードエイジを生きる思考」(石山恒貴さん著、光文社新書)を読みました。定年だけを意識しなくてもよいのかな、と思えた1冊でした。 ■役職定年や定年は通過点に過ぎない企業で働く50代は、多かれ少なかれ役職定年、定年を意識するようになります。 定年は会社の卒業を意味し、役職定年は役職の卒業と、無意識に捉えてしまうものです。だから、定年、もしくは

競争はしなくていい。豊かさを感じて働きたい

定年後、皆さんはどんな働き方をしているんだろう? そもそも働いているんだろうか? 定年後の世界を知りたくて、坂本貴志さん著「ほんとうの定年後『小さな仕事』が日本社会を救う」を読みました。 くらかけやさんが『ほんとうの定年後』読後メモで、統計データを基に定年後の実態を明らかにし、日本の社会のために定年後の人たちが担うべき仕事について説いた本と書かれていました。 ■競争に打ち勝つ働き方を諦められるのか組織で働いていると、他者と比較しないように思っていても、知らず知らずのうち

なぜ90歳まで働きたいと思うのか

皆さんは何歳まで働きますか。 現在働いている会社で、定年の60歳まで、あるいは65歳まででしょうか。 私の周りからは、 ・「60歳まで働いたら、その後はもう働かなくてもいいかな。贅沢しなければ、生活できる程度の蓄えはあるし・・・」 ・「60歳のあとも、再雇用契約して、同じ会社で働き続けるのかな・・・」 ・「もう59歳。転職なんて無理だし、ましてや起業するとしたら、何をやれるんだろう?」 ・「社会とはつながっていたい。働いていないと、自分を律することができないような気がしてい