大統領選直前、日米株価上昇へ~ドル金利上昇でも「ドル独歩安」
大統領選直前、日米株高、シーズナリティ意識か
大統領選直前の11/5(火)の東京株式市場、今日から取引時間が30分延長です。今日リスクを取りに行くこともないだろうと思っていたのですが日本株は比較的しっかり。自律反発を狙った海外投機筋の買いが相場を押し上げた、との解説がありましたが、短期筋の買いなら長くは続きません。しかし、今夜の夜間取引でも日経平均先物は上昇しており、38900円台まで上がっています。
更に今夜の米国株市場も強い。トランプ勝利を織り込んでいるのか、それとも選挙後は10月以降の株高アノマリーに沿った動きとなることを見込んだ動きなのか。
過去20年のシーズナリティでは10月に株を買っていれば大きな収益を得られました。下記チャートはS&P500の過去20年の季節性。ウォールストリートには「Sell in May,Don't come back until St. Leger’s day(5月に株を売れ、9月の第2土曜日のセント・レジャーズ・デイまで市場に戻ってくるな)」という格言がありますが、9月以降に株を買え、ということでもありますね。
これは日本株も同様です。下記は日経平均の過去20年のシーズナリティ。
今週の11月FOMCでは0.25%利下げが確実視されており、9月利下げを皮切りに米国は利下げサイクル入りしているのですから、株には強気でいいのかもしれません。これ以上、米金利が上がり続けることがなければですが。。。
米金利上昇は続く?ISM被製造業景況指数が予想を上回る
今夜米金利は反発、上昇に転じています。
なかなか米金利が下がってくれませんね。この金利高が株式市場の足を引っ張る日が来るのでは、と思っているのですが、それは昨年23年4~5月につけた高値に迫るまで杞憂でしょうか。
今夜はISM非製造業景況指数の数字が良く、金利高に拍車をかけました。
・米10月ISM非製造業景況指数
結果 56.0(予想:53.8、9月:54.9)
(今週から冬時間入りで指標発表が24:00です・・・)
ところが、ドル円相場逆に下げているんですよね、今夜は米金利高でもドル独歩安です。全般ドル売りなんですよ。
通貨インデックスを俯瞰してみるとよくわかります。ドルだけが下がっている。
ドル安、株高は教科書的で違和感はないですが、ドル金利は上昇しているのにドル安です。。。大統領選挙直前なのでポジション調整的な動きがあるのでしょうか。
152.42円ドル円ショートは東京時間のドル円上昇でコストで消滅。しかし再度下げそうだったので、152.36円で売り直しています。今日はゴト日でしたが、ドル需要が強かったですね。仲値に向けてドル円が上昇しました。東京クローズ直前からドル円上昇失速、下げ始めています。
RBA豪州中銀は金利据え置き
利下げに踏み切っていないのは先進国で豪州だけです。
主要国政策金利一覧。緑のRBAだけが利下げしていません。(日本を除く)
これは豪ドル/ドルチャート。5分足です。
金融政策の発表があった12:30には豪ドルは神経質に乱高下するのですが、結局豪ドル買いのトレンドが発生しています。日足でみても力強い陽線が立ちました。
豪ドルは上昇トレンドが始まったばかり、というチャートに見えます。0.6608ドルで豪ドルを買ってみました。
明日、大統領選の結果は・・・AM7:00出口調査結果公表
明日のタイムスケジュール、ストリートインサイツ安田佐和子氏の情報をもとに金融ライターの高城泰氏が見やすくまとめているポストがありました。
(タップで拡大します)
明日中には決まらないような気がしますが、東京市場で五月雨式に情報が更新されますので、ボラティリティ上昇は必至。ポジションに執着せず柔軟に参ります。
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