わたしの一番憧れの人

わたしの、一番憧れの人。

それは、有名人でも芸術家でも富豪でもカリスマでも指導者でもなんでもない、とある平和な市井の人です。

人生を謳歌する楽しさを教えてくれる人。

嗜む、という奥深さを、それが人生を豊かに彩ることを知っている人。

「どこにでもある、なにげなさ」に、大いなる喜びや感動を見出せる人。

遊ぶのが上手い人。

美しいものを美しいと愛でられる人。

真っ直ぐ世界を見ていることが感じられる。

あのひとのように世界を見られたらいいな、と、今まで何度も思いました。

物事のポジティブな面を見て真っ直ぐ生きるということ。
だからこそ、路傍の草一本からも無常の喜びを見出せる。

　　

ポジティブであることを「無理しなきゃなれない」と、思っていた時期が長かったわたしです。
けれど、そういうことじゃないんだ…と、そのひとを見ていて、わかってきました。

　

今、この歳になって、数多くの、人生の心の師がいます。
中でも、心から出逢いを嬉しいと感じられるのは、「なにげなさを楽しみ尊ぶ」を教えてくれた方。

人との出逢いこそ、命を豊かにしていく最高の滋養です。

　

神龍画家 川口緋呂 公式サイト