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「地域とランニング」について本気出して考えてみた 2020/06/27

走ラン会で「地域とランニング」というテーマで対談させて頂いたので、今回はそのことについて書いてみようと思います。

走ラン会とは?
走ることで繋がってきた人たちが、「走る」ことへの愛を語ったらいったいどうなるのだろう。
そんな想いから企画した「非公式noteランニング部 -走らないランニング会-」

①対談の前に考えていたこと
②対談中のこと、
③対談後に考えたこと、

この3本柱で今回は構成してみました。

我ながらけっこう考えたと思うので、
今回のnoteタイトルはポルノグラフィティさんの
「幸せについて本気出して考えてみた」風に
してみました。

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(2002年にリリースされた名曲 時が経つのは早いですね…)

①対談の前に考えていたこと
対談前に、自分なりに「地域とランニング」というテーマで考えたことをとりあえずメモしていました。

【メモ】地域とランニング
2020/06/17

・ツーリズムとしてのランニング
体験型のスポーツの可能性
Doスポーツのポテンシャル

・地域のPRでスポーツ選手ができること
地元に対してなにかしら思いを持っている選手は多いのではないか?
特に箱根駅伝は全国から選手が集まり、大学に入ってくる
地域に帰る場所、選手を生かす場所があれば選手たちも協力的に動いてくれるのではないか

・地域の教育としてのランニングやスポーツ
子どもたちがキャリア教育の一環としてスポーツ選手とふれあうのは意義があるのでは?
そこの地域のカルチャーとして定着できるとスポーツの意味が出てくる

・選手として自分が求めているところと、地域から求められることの擦り合わせ
必ずしもイコールとは限らない
正直記録会でタイムを出すよりも、地域の市民マラソンで優勝するほうがその地域におけるインパクトは強いのではないか?
逆にいえば、そういうすごいレースを地域で見せる機会というのが作れたらいい

・ひとりでは難しい
地域からの理解は必要不可欠
相手に対してのリスペクトは絶対必要
協力者、ファンをつくると大きなことが成し遂げられる

・現役選手だからできること
今だから伝えられる、説得力のあることができるのはあると思う
競技との割合も考えなければならない
そこは自分がなにを目指しているか、自問自答していくことで答えは出てくるかと

・自分が知らないことは多い
意外と出身だけど知らないことのほうが多い
新しいことにチャレンジしてるひとは地域にもいる
自分にはないものを持っている人たちとふれあうことで、競技や今後のキャリアに対しても生きることは出てくるはず

・応援し合う関係
純粋に応援してくれる人が地域には多い気がする
お互いの距離や顔が近いから?
損得勘定なく応援してくれる人の存在
応援してくれる人がみえると頑張れる選手

・変わるものと変わらないもの
そこの地域の独自の良さ=普遍的なもの
良さを生かした取り組み
既にあるリソースをどううまく活用していくか
(そこにあるカルチャーを含めたコンテンツ)
自分がまず知らなければマネタイズどころか、ひとに語ることもできない

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(普段は携帯のメモアプリをメインで使いつつ、紙でとりあえず思いついたことを書いてみています)

とりあえず事前にはテーマしか伝えられてなく、かなり不安だったのでこのメモを司会進行役である妹に送りました。

すると、

はーん、なんか小難しいこというちゃおる
そんなかたい話をするんけ?
まあ様子見ながらそういうことにも触れるように努力してみるっちゃ
(富山弁満載です)

という返答。
なんだ、そんなにかたく考えることはないのか。
すぐに形式に当てはめて考えてしまう自分の癖が出てしまったと少し反省しました。予定調和がないところから生まれる面白いものというのも実際には多く存在するので、今回はそれを楽しもうと思いました。

②対談中のこと
そして走ラン会当日。
6/26 この日は僕にとってもひとつの大きな意味がある日。
29年前のこの日、僕はこの世に生を受けました。
そう、お誕生日なのです。(プレゼントやnoteのサポートは年中受け付けておりますことをこの場でご報告させて頂きます)
著名人でいうなら「ドクター中松さん」「具志堅用高さん」という方々と同じ誕生日。(癖が強い方々と同じ誕生日。ドクター中松さんは今回の都知事選に出馬されないのですね…残念です)

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(発明家のドクター中松氏 厚底シューズは以前から開発済み)

ただ、そういう事情は一切関係なく、走ラン会は開催されました。
今回の「メインテーマ」と「小テーマ」は下に記載しますが、僕がメモを送った後日、事前に妹から送られてきました。(ただ、僕自身は事前に考えることを放棄したので、出たとこ勝負で本番に臨みました)

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(妹から送られてきたテーマ)

はじめにゆるりと登壇者の紹介がはじまり、
テーマについて、またそれとは少し話が逸れるようなことがありつつも会が進んでいきました。

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(迷司会者の妹による進行によって独特の会の雰囲気に)

事前に送られてきたテーマを全て語ることはできなかったのですが、それはそれで面白い会だったのではないかなと思いました。
まったりとしたゆったりしたゆるい感じが走ラン会の良さなのではないかと改めて感じた時間でした。

あと妹からはnoteについてのダメ出しも受けました。。。
キメてる感のあるnoteをいつも読んで頂いている皆さんありがとうございます。

対談した桃澤くんとは走ラン会の打ち合わせもあり、最近よく話をする機会があったのですが、今回の対談でも自分が参考になるようなことを話してくれていました。

色々と参考になった部分はあったのですが、
とりあえず、上野裕一郎さんは半端ないということが一番よく伝わってきました笑
実力もさることながら、それだけ地元の方から愛される選手というのは中々いないと思うので、色んな意味ですごい選手というのは間違いないと改めて思いました。

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(愛される選手 上野裕一郎さん 現:立教大学体育会陸上競技部監督 毎日新聞より引用)

③対談後に考えたこと
今回の対談を終えるまでに自分なりに色々考えてきたのですが、改めて自分が地域に対してできることが沢山あるのではないかと感じています。それはスポーツ選手が企業に対してできること、「地域」を「企業」に置き換えても成立することが中にはあると考えています。

対談中で桃澤くんは、

会社が選手に求めるものはチームによって違うので、それを明確化する必要がある

ということ話していて、
当たり前のことですが、そこの擦り合わせがきちんとできていないとお互い想いを持って一致した取り組みを行うことは中々難しいと改めて感じました。

その中だと最近、GMOアスリーツの渡辺利典選手は実業団選手として活動をしつつも、YouTubeにも動画をアップしていて、企業に所属しながらも新しい活動の在り方を提案しています。

企業側が求めているものに対して自分なりに答えを出して取り組んでいく姿勢は、実業団選手の多様性を生み、結果的には陸上界にプラスの効果が生まれるのではないでしょうか。
世間的にも副業が一般化していく流れにあると思うので、選手も持ち前の個性や能力を表現できる場が沢山出てくるとよりいいのかなと思います。

僕自身も競技活動の費用のほとんどはスポンサー契約企業で成り立っているので、桃澤くんや渡辺選手の姿勢は参考になることが多いです。先日エース栗原さんの勉強会に参加させて頂いた時に、MCを務めておられた西原さんが、

スポンサー企業のサービスや商品について詳しく語れない
説明できない選手は意外と多い
それではいい関係はやはり築いていけない

とお話されており、当たり前ですがパートナーに対する姿勢はやはり大切にしていかなくてはなりません。

ほぼ日の代表取締役社長の糸井重里さんは、車の広告コピーを考える際に、
実際にその車を購入してそれに乗ってキャッチコピーを考えたことは有名な話ですが、僕自身もそのような姿勢は見習う必要があると改めて感じました。

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今読んでも面白い2001年発行の「インターネット的」

地域に対しても同じことがいえると思っていて、
そこの地域が一体どういうところなのかを明確にしておく必要がある、語れることができるようにしておくことはとても大切だと考えています。
そのためにも、今回の走ラン会でも桃澤くんが話していた

ネットにある情報ではなく、自分が現場で体験して得た感情を言葉にする

ということを僕も今後の取り組みをしていく上で行っていきたいと思います。
とりあえず、自分で体験してみる。その上で、自分がどう思うか言葉にしてみる。
今の時代はネットで情報がいくらでも入ってきますが、実際に体験して自分の言葉で表現するということはとても重要で、相手に対して自分の思いを伝えるにはそれが一番かと思います。

僕も普段は地元である富山にいないことの方が多いのですが、だからこそ地元の良さに気づくこともできるのではないかと思っています。次に帰省したときは、まずは体験してみることをテーマに色々と動いていけたらと思います。
今まで知らなかったことを知り、体験し、またその地域に愛着がわく。だからこそ、そこの地域を応援したくなる。以前よりもそういう気持ちが強くなってきているので、その思いをかたちにしていけるように引き続き取り組んでいきたいと思います。

とりあえず妹が僕の「とやまふるさと大使」就任を羨ましがり、自分も無理やり就任したので、また兄妹で富山県に対してできることを行っていきたいと思います。

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(嬉しそうに就任したことを報告する妹 よっぽど兄に憧れているとみえる)

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