見出し画像

どこで人生を営むか。

最近急上昇のclubhouse。
私も目についた翌日には使えるようになり、いろんなroomを聞かせてもらってます。

で、最近は一気に利用者が増えたので、身近な話題のroomも多々あり、先日は「地域おこし協力隊」関係のroomをハシゴ。
最初のroomでは思わずスピーカーとして手を上げちゃいました。

私は、いずれは地方移住をすると20代前半から思っていました。
2011年に友人きっかけで地域おこし協力隊の制度を知り、移住するなら絶対この制度を使うと、それからちょくちょくJOINのサイトで募集を探したりしてました。

そして、2016年に瀬戸内町の地域おこし協力隊として加計呂麻島に移住。
この時のトントントーンと移住まで進んだ話は、ぜひこちらをお聞きください。


今回、clubhouseで協力隊の話を聞いて、めちゃくちゃ共感。
自治体との関係や地域との関係…どれも本当に「わーかーるー!!」と大きく頷きながら聴きつつ、
やっぱり最終的には、どこに住むにも「コミュニケーション能力」が一番大事だと思いました。人とのつながりが身を助ける。

私の場合は「フリーミッション型」と言われるタイプで、やることが明確にあるわけではなく、「集落支援」や「移住支援」などをしながら、自分で何か見つけてください、という業務内容。
役場に出勤することもなく(海を渡らないとだし)、基本の勤務時間は決まっているけど、監視されているわけではないので、自分で勤務時間の調整しながら、何か見つけては作業して、毎日報告書を提出。

初期は豊年祭や運動会など「集落行事への参加」も業務としてカウントして良いとのことで、その分、FBなどでレポート書いたり情報発するために、島のいろんなところ行ったり、ガイドさんに教えてもらったり。
ただ行くだけじゃなぁと、イベントの企画運営したり、頼まれたもののデザインしたり、なんかしいろいろやってたけど、
時間の使い方や、業務内容に、初期の頃は「本当にこんなんでいいのか?」とめちゃくちゃ不安になりました。

遊んでるだけと思われないか
もっとやるべきことがあるんじゃないか
何をしたら認められるのか…  などなど。

最初の1年は何気に気持ちも不安定で、研修行ったり全国の協力隊の成功事例を知る度に、凹んだりもしてました。

ただ、私は「移住定住のための協力隊」という仕事の割り切りをしていたので、
とにかく人のつながりと、何もできずに終わってもバイトできるような場所を任期中に確保し、最終的には、目をつけていた場所でのカフェをスタートさせました。

卒業後もカフェ店長に加え、施設でのバイトや、単発のダンスやヨガの講師など、いろいろやって生活しています。

やっと卒業後の起業補助の申請もして、なんとかヨガや民泊ができるように家を整え中…
ミュージカルプログラムも引き続きできるように、なんとか試行錯誤中…

そんなこんなで「島で生きる」と決めて動いている日々。

つまりは「仕事ありき」ではなく、「場所ありき」で日々生活していると気づきました。

ここで暮らしていくために、生活していくために働く。

営み=物事をすること、作業。生活のためにする仕事。

ここでの「営み」には、人とのつながりが絶対に必要。
だから協力隊の任期中に築くことができた人とのつながりが、自分にとっては一番ありがたかったし、お陰様で今でもこの加計呂麻島で日々生活できています。

協力隊って自治体に都合良く使われることがほとんどだと思うのだけど、
そんなん当たり前だし、そういうもんだし。
それでも3年間、ある程度の保証(家賃とか車とか)があって、
お給料も出て(内地で働いてた分の半分以下になるけど)
定住するための基盤を作れる…そんなありがたい制度だと私は思うのだけど、ちゃんと活用するには、自身の覚悟も必要だと思います。

どこで人生を営むのか

一生でも期間限定でも、どういうスタンスでその場所で過ごすのか。

それは、地方も都市部も、会社も家庭も、学校もサークルも
さまざまなコミュニティにおいて同じことが言えると思っています。

今、自分がいる場所に対してどういうスタンスでいて、
そこにいる方々と、どういう関係性を築ければ、豊かな人生になるか。

この軸があれば、どこでも生きていけるし、自分にとってのベストは場所が見つかるんじゃないかなぁと思ってます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?