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会社にとって大切なもの?「お客様」「社員」「株主」「取引先」「金融機関」「行政」「地域」「家族」・・・。社長の立ち位置は、それを円に並べた時、真ん中。そして・・・

私が、約20年前に琉球銀行に務めていた頃、このような声がありました。

「会社は株主のもの」
「株主配当を最優先に!」

ファミリービジネスに生まれた私には、
その区分けが不思議に感じました。

まず、ファミリービジネスにおいて、
株主と経営陣はほぼ一緒です。

その為、株主への配当より、
企業自体を始め関わる方々の発展に重きが置かれている感覚がありました。

しかし、そのファミリービジネスに対しても
「同族企業は、宜しくない」という声も多くある時代でした。

さて、銀行から沖縄フルーツランドへ転職し、
改めてファミリービジネスでの仕事が始まりました。

お土産を売ったり、農業をやったり、
営業先や取引先と交渉したり、
財務や税務の改善を進めたり、
従業員と話をしたり、株主総会を開いたり、
色々な仕事を経験しました。

その中で感じた事は、
「大切なものはたくさんある」という事でした。

「お客様」・「社員」・「株主」
「金融機関」・「行政」・「取引先」
「地域」・「家族」などなど、

全て大事。

「順番」を決める事はできません。

だから、私が代表取締役になった時、
その立ち位置は自然とこうなりました。

全ての関係するものを「円」のように並べ、
私の立ち位置は「真ん中」。

そして、その円を出来る限り「綺麗な円」に保つ事が
代表取締役としての大切な感覚となりました。

ちなみに、一箇所に偏ると、
円が変な形になり、何をするにも会社がギスギスしていきます。

逆に・・・綺麗な円だと、
日々の運営が上手くいくのはもちろんの事、
(新事業など)新しい道へ進んで行く際、
円がその方向へ綺麗に引っ張られ、まとまり、一本の太い線になっていきます。
そうすると新しい事業もうまく進んでいきます。

それを実感できた事業が、
安里家のブランド作りやトロピカル王国物語やリエッタ中山などでした。

これからも綺麗な円ができるよう様取り組んでまいります。

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