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クリエイターにはSNSだけじゃなくて、ポートフォリオサイトが必要な理由

そして http://foriio.com が、
どうクリエイターをサポートできるか。

革新的なサービスが次々と生まれそれが浸透した今。
2000年代半ばから存在したスタートアップから生まれたサービスは
いまや現代に沿って生きる人たちの必須のツールになってます。

facebook、Twitter、Youtube、InstagramそしてTumblr。
これらを駆使すれば簡単に情報発信ができる。
自分の存在を世の中に気づかせるチャンスを得らえる。
これらのツールの浸透と同時に、
働き方・生き方は多様化が一気に加速しました。

この変化はクリエイターにとって良いことも悪いことももたらしました。

良いこと
良い面をあげるのは簡単で、今やクリエイティブな仕事をする人たちは誰でもfacebook、Twitter、Instagramをやっている。そこから自分達のセンスに溢れた日常を切り取り発信し、自身をブランディングする。
Instagramはクリエイターと相性が素晴らしく良い。フィルターで気軽に雰囲気の良い写真を作れるようなったおかげで、Instagramはオシャレな人達の集まる場所になった。ソーシャルメディアの中の原宿・表参道である。

関わった作品の写真をスマホで撮りアップする、それだけで自分の関わった仕事の宣伝もできる。今や自身のホームページを作らずSNSのアカウントだけで済ませる人も多い。自分達のセンスをアピールするのが革命的に簡単になった。

悪いこと
悪いことは先ほど話した「良い面」が同時にもたらしたことでもあって、それは発信できる人口が増えたということ。有象無象に増えたクリエイター達の中で、売り込み方の上手い下手で注目のされ方に大きなギャップが出始めた。

例えば、関わった仕事に関するつぶやきや投稿を大量にする人。彼らは輪をかけて注目される。少しでも遠慮するタイプの人達とは雲泥の差がついてしまう。折角素晴らしい技術とセンスがあるクリエイターでも埋もれてしまってはもったいない。

じゃあ、どうやって埋もれずにクリエイターとしての評価を得ていけばいいの?
自分はありがたいことに4年前から今まで、営業を1回もせずにフリーランスでの仕事を続けられている。別に3年ちょいのフリーランスのキャリアなんて自慢できるもんでもないし、将来の予定なんてもちろん不安定だけど、その中でも「もしかして…こんなことが案外大事なんじゃないか。」と思ったことがある。

それは、ポートフォリオをちゃんと用意できていたことだと思う。
少し分かりやすくまとめるとこんな感じかと↓

1:クオリティの高いポートフォリオを持っていて、すぐに提出できること
良い仕事をしていること。クオリティの高さについては言わずもがなだし今回の話とずれるので割愛。そして、自分の実績をすぐに提出できること。PDFでもサイトでも良いけどすぐに「こんなことやってますよ。」って出して相手を魅せれること。このスピード感は大事な気がする。

2:自分の「仕事」で埋まっているポートフォリオであること
クリエイター界隈だと「作品撮り」というのがある。クリエイターの中で有志で集まり実験的な作品作りをするそれである。これがクリエイターのウェブサイトやポートフォリオに入っていることが多いが、これは仕事を獲得する上で要らないと思ってる。まず、クライアント(相手のマーケ担当だったり、プロデューサー、ディレクター)は「自分達で自由にやっていること」にはあまり興味がないと思う。

クライアントが誰かのポートフォリオを見るとき、駆け込み営業で見せられたのでない限り、必ず探している目的がある。

つまり、すでに何かしらのイメージがあるという事。それが「温かみのある写真」を撮れるカメラマンであったり、クライアントのイメージとマッチするイラストを描けるイラストレーターであったり。今回の規模の案件をしっかりディレクションできるディレクターであったり。必ず目的がある。そこにマッチするかしないかだけなのだ。そこに「作品撮り」が入る余地はない。

ポートフォリオの内容が「仕事」であること。ちゃんとクライアントがいて、制作チームがいて、予算があって納期があって、目標があって。それに向かって自分がクリエイティブの一部として参加した。その結果がこれです。ということを話せるものじゃないとほぼ意味がない。

もうひとつ専門職に多いのが、自分が描いたイラストだけ、自分が撮った写真だけ、自分が関わった部分だけ載せるケース。

これもよく目にするが、あまりポートフォリオとしては響かないと思う。まだ仕事が少ない学生ならわかるけど。かっこよく見せるだけならみんなできる。

そしてSNSをポートフォリオ代わりに使うのは得策ではないきがする。もちろんそこから情報発信するのは良いことなんだけど、ポートフォリオは別で持っておくべきだと思う。

ポートフォリオ=関わった仕事の成果物が見える場所。

それが多くの場合 SNSで投稿すると日常の写真や投稿と混じってポートフォリオとしての精度が落ちる。

3:いかに「信頼」してもらえるか
人づての紹介でも「自分」が与えられた仕事をこなせる人だという信頼感を与えれないと全てダメ。仕事はこない。これがおそらく一番のハードルだと思う。

そして、その信頼を担保できるのは「人との繋がり」だと思う。自分もそのつながりのおかげで仕事に繋がったケースが多々ある。

なので自分は作品の時に仕事の成果物と関わった制作チームのクレジットをできる限り載せるようにしていた。SNS経由で仕事を獲得したことがある人はきっと経験しているだろうけど「あの◯◯さんと仕事がしたことがあるんですね。」という横のつながりで信頼してもらえる機会は少なくない。その◯◯さんと発注者の仕事が良いものであったならそれだけで自分もかなり信頼される。(これは逆も然りだけど)

そして、相手からもちゃんとクレジットしてもらえる仕事をするのが大切だと思う。自分があまり良い仕事を出来なかった場合、トラブルを引き起こしてしまった場合、相手は自分を他の人に紹介したがらない。紹介できない。なので、何かあったら自分を紹介してもらえるような仕事をしなきゃだめだ。だからどんな仕事でも受けたなら真摯に向き合う必要がある。

こんな感じのことがたいせつなんだと思う。

フリーになってからいろんなことを経験し、こんなことを考えながらここ数年仕事をしてきた。そんな気づきをどうこの界隈全体にフィードバックできるかと考えながらforiioを作っている部分もある。

foriioでも、経験して学んだことや他のクリエイターから教えて貰ったことを織り込んでいます

誰でもポートフォリオを用意し公開することができるよう、分かりやすく、コーディング入らずで、データ形式問わず投稿できます。

そして「仕事」をベースとして、関わった人達をクレジットとして追加できるように作った。ここにクレジットとして追加されると追加された人のページにも同じ仕事が追加される。「これどんな人達が作ったの?」というのがパッと見でわかる。

foriioを使うことでクリエイターの仕事がより豊かに、素晴らしいものになればとっても嬉しい。そうなるように頑張る。

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