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『面倒くさい』と言わない

老化を防ぐ為にも『面倒くさい』と言わない事と感動する力を鍛えるようにしましょう。これは若い人にも役に立ちます。

『面倒くさい』と言わない

楽しく生きたい、幸せに生きたいなら、『面倒くさい』と言わない事です。例えば大切な仕事を頼まれて『面倒くさい』と答える事は許されません。大抵の働く人はこのルールを守っているのに、どうして他のもっと大事なことを『面倒くさい』と切り捨てるのでしょう。『面倒くさい』は仕事のみならず生活全般で言ってはなりませんし考えてもいけないと思います。

世の中は面倒くさい事を無くして便利になってきました。手間がかかって仕方ないものを新しい方法を発明して改善する。その繰り返しで世の流れができています。ところが便利なものはもろ刃の剣という面があります。便利なものを使えば使うほど、楽しみが減っていく事にも気づいたほうがいい。

効率と便利さを追求した結果、失っていくものがあると自覚しましょう。私たちはそういう時期に差し掛かっているのではないでしょうか。

メールではなく手紙やはがきを書くのは面倒くさいけれど楽しいものです。買ったお惣菜ではなく、自分で夕食を作るのも面倒くさいけど楽しいものです。ヘリコプターでなく歩いて山に登れば、面倒くさいけれど、自分の足でたどり着いた者にしか見えない特別な景色を目にする事ができます。

『面倒くさい』を乗り越える。その毎日の積み重ねには上等のご褒美が待っています。面倒くさい事を丁寧にすると、それがその日のトピックスにもなります。

感動力を鍛える

年齢を重ねると体が硬くなり、運動能力が低下するように心も硬くなり感動する能力が低下していきます。このように心が硬くなり柔軟さを失う事は身体の場合よりも深刻な事態です。では心の柔軟さを保ち、衰えさせない為にはどうすればいいのでしょう。まず心掛けるべきことは、些細な事にでも感動することです。

道端に咲く花を見て『ああなんて綺麗なんだろう』とつぶやく。お茶を入れて茶柱が立ったら『今日は運がいいかも』と期待する。タクシーに乗って信号に引っかからなかったら『よしラッキーだ』と膝を叩く。独り言でもいいから声に出してみれば一層効果があります。

『そんなくだらない事にいちいち感動なんかしていられるか』などと思ってはいけません。面倒くさがらずに体を常に動かし、負荷を掛けていれば衰えないように、心も常に動かしていないと、直に固まり、やがて錆びついてしまいます。『男たるもの寡黙であるべし。少々の事に動じるものでは無い』これもまた、変化に対応できない武家社会から続いてきた馬鹿げた教えです。こんな拘束は捨てて、ポジティブに思ったことはできるだけ口に出しましょう。

私の場合は昨年の正月を挟んで半年間入院していた事もあり、心と体の老化防止に注意しています。朝夕2回ラジオ体操によるストレッチをしています。これはリンパの流れをよくする事にも役立つとの事です。リンパにはポンプが無いので子供の時のように遊びで体を動かさなくなった今、健康を維持するためには大事な事のようです。

また毎朝サイクリングに行き、ちょっとでも何かが綺麗だと感じたら、言葉にして表現します。一見些細な事ですが、これらは廃用性委縮を防ぐいい薬になります。

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