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忘れられないテレビドラマ

こんにちは、サラリーマンOBの谷です。

私の記憶はちょっと曖昧なのですが、
記憶に残るテレビドラマについて書きました。

中学1年生の頃に見たテレビドラマ

私が中学1年生の頃(だったと思う)に見た、
いまだに印象に残ってる、忘れられないテレビドラマ。

それは東芝日曜劇場で放送された「聖夜」

主演は
英次役に小倉一郎
洋子役に仁科明子

1話完結のドラマで
二人が恋人という設定です。

あらすじ

二人は1ヶ月以上前からクリスマスイブに
休みを入れて心待ちにしていた。

英次は彼女にプレゼントするためにせっせと貯金していた。

当日、仕事で約束の時間に間に合わず
連絡するも、お互いすれ違ってしまう。


街中を探し回っている間に英次は
暴漢に襲われ貯めた貯金を奪われていた。


彼女にプレゼントするつもりだった
白いブーツを店の前で見た時どうしても手に入れたい・・・

英次は買い物に来ていた人から
クレジットカードを奪ってブーツを買いに・・・

しかし態度がおかしく、サインが出来なかったことから
店員に見破られ警察に取り押さえられる。

その頃、洋子も街中を探し回っていたが
偶然、英次が捕まるそのシーンを目撃してしまう。

私の記憶の中に


なぜ覚えているのか

英次の
約束を果たしたい・・・
洋子の欲しがっているブーツを買ってあげたい・・・

洋子も
プレゼントを持って、ずっと英次を待っていた。


そして
翌朝、留置場から解放された英次が署から出てきた時、洋子が待っていた。

洋子は一言
「帰ろ」

洋子は何も聞かず、そのまま二人で寄り添いながら帰っていく。

その二人の後ろ姿がエンディングシーンだった。

二人の一途なシーンが、印象に残っています。


一途な思いとその思いを
受け止める寛容さに引き込まれたんだと思う。

私の経験


こんな話を母から聞いたことがあります。
(私は全く覚えていませんが)

私がまだ小さかった頃、近所の子供たちと遊んでいて
どうやらはぐれて迷子になったようです。

その時一緒に上級生もいて、普段よりも
遠くへ行ったので、知らない場所からなかなか
帰り道が見つからず、歩き廻ったんだと思います。

夕方、薄暗くなってようやく
家に辿り着いた時に母が家の前で待っていた。

私がトボトボ帰ってきてなにも言わず
母の前でただ突っ立っていたら

母は一言
「おかえり」

その一言を聞いた途端、私がすごい勢いで泣き出した。

母が
「よっぽど心細くて怖かったんやろな」
「ヘトヘトになるまで必死で歩き回ってきたんやな」

「遅くまで帰ってこないから、私に怒られると思って耐えてたんやな」
「だから怒らず、おかえりって言ったらホッとして大泣きしたわ」

この母の受け止め方が、ドラマのシーンを
忘れられないものにしたのかどうか、わかりませんが
記憶の中で繋がっているのかもしれません。

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