見出し画像

インターン3日目(9/3)

今日もまた10時半にヘッドオフィスへ。コーディネーターのMr.Harunの話を聞くことになるかと思いきや、まさかの遅刻者続出で延期。待たされることに。いや待つのかよ。


結局1時間遅れの11時半にスタート。それもMr.Harunではなく急遽組んだと思われるGM(1日目に会った偉い人)とのミーティング。まさかの2日ぶりの再会。わざわざ別室に移動してお茶まで出されるのになんのプレミア感もない。

内容としてはグラミン銀行の組織構造について。下はグラミンメンバー(借り手)が作る5人組のグループから最高決定機関である理事会まで、一つ一つ説明してくれた。けどこれ1日目に聞いたな。


GMとのミーテの間に何人か遅れてバングラ人インターンが入ってきたので、ミーテの後に10時半からやる予定だったディスカッションがスタート。内容としては、昨日の続きとして、グラミン銀行のシステム(マイクロクレジット)がなぜ必要なのか?ということについて。簡単に書くと、心理的原因とシステム的原因があり、心理的原因としては、貧困層は生まれた時から貧困で貧困に慣れてしまっているのでそれから脱しようと試みない。システム的原因てしては、事業をするために融資を得るにも既存の銀行システムでは高い利子を払わなくてはならない、というものだった。ゆえに新しい銀行システムが必要とされた、ということらしい。心理的原因において貧困に慣れて幸せに生活を送っているのはある意味では必ずしも支援の必要性がないのではないかとも感じたが、グラミン銀行の解釈ではそのような人々にも支援を行うべき、と考えるスタンスのようだった。


そして次にグラミン銀行の組織構造についての話になる。いやごめんこれさっきやったな。スタッフ同士で内容共有をしていないせいで何度も同じ話を聞かされることが多々ある気がする。。。

無駄をなくすには自分で質問をバンバンしたり自分のしたいことを積極的にコーディネーターに伝えるといいように思う。


さて午前中、というか最初のロスのせいで終わった時には2時半だったのだが、でバングラデシュ人は解散。彼らは大学のプログラムで来ている(大学にグラミンから書類を提出するというようなことを言っていた)のでモチベーションが高いわけではないのだろう。


午後にヘッドオフィスにやってくると、他のインターンが作業をしていた。そこで彼らと話していると、Mr.Harunがやってきて彼らのプロジェクトを見学してみろ、という。いや急だな。なんでも急にきまる感じがバングラデシュって感じがする。


インターンは午後から暇になるので任意でプロジェクトに加わることができるらしい。特に国際インターン生はモチベーションが高いのでPJに参加することが多いのだという。

そして参加メンバーで最年長のイタリア人インターンにPJについての説明を受ける。PJはGrameen Greeenというもので、ゴミ処理について扱っているらしい。ダッカにゴミ回収のシステムはあるが未成熟で、ダッカ市内で回り切れない地域なども存在する。そこでグラミンインターンチームがゴミ回収システムを構築するためにJICAやダッカ市委員会などと協議を重ねながら、情報収集とゴミ回収のための新しい組織づくりをやっている段階なのだという。

強すぎる。ちょっと強そうだなと思ったけど強い。サークルでミャンマーのゴミ問題について扱っていたがそれとはレベルが違う。バングラデシュ国内でのグラミン銀行の資金とコネクションを使ってPJを作れるのは楽しそうだと思ったと同時にこれをインターン生に自由に任せるグラミン銀行の懐の深さもすごいと感じた。英語できないから参加してもついていけなさそうだけど。

↑イタリア人やドイツ人など色んな国から来たインターン生がプロジェクトに参加している

彼らのミーティングをぽかんと見守っているうちに17時を回り終了。


さて20時ごろに夕食を摂る。2日目の夜に行った食堂でマトンカレーを食べた。280TKと少々割高だが、美味しかった。


夕食後に裏路地を探検してみることに。少年が売っていたさとうきびジュースを飲んだ。これが色がなかなか危ない色。しかもコップはなんか茶色い水の入ったバケツで洗ってる。。。ジュースもバケツから掬って出してくる。。。。これは終わりかなあ。まあ子どもかわいいからこれで体調崩してもいいか。



裏路地を進むとローカル感が増す。若者のオートバイ、駆け回る子供たち、走り回る犬、重い荷物を持った男性。。。こういう雰囲気が好きな人にはたまらないだろう。僕もその1人で、明洞とか弘大とか綺麗な通りを通るのも楽しいけどやっぱりこういう雰囲気の方がワクワクする。



30分ほど裏路地散策をして本日は終了。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?