傳田弘顕です!シェイクスピアの翻訳家の特徴について。

こんばんは!傳田弘顕です!
翻訳家、松岡和子さんいついて紹介しましたが、今日はシェイクスピア作品の翻訳家、それぞれの特徴について簡単に説明していきますよ!

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まず最も古くシェイクスピアの全翻訳を完了させた「坪内逍遥」について。
1859年生まれ、岐阜県出身。
生まれは今から実に150年前。
かなり日本の古語に近い文体で訳している、まあわかりやすく言うと昔の言い回しなんで、現代の俳優は台詞を扱いにくいでしょうね。

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そして「福田恆存」も全訳完了者で、1912年生まれ、東京都出身。
シェイクスピアの原語の意味を逃さないように、非常に忠実に訳しているため、内容の理解はとてもしやすいのが特徴。
ただ、意味を大切にするあまり、シェイクスピアで大切な韻や、語感が少し失われています。

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はい、最近全訳完了させた「松岡和子」さんは1942年、満州新京生まれ。
シェイクスピア原文の「意味」と心地よい「語感」の両立をかなり高品質に再現していて、俳優も扱いやすいと人気。
現代の最もメジャーな訳者です。

それぞれ訳す人が違うと、作品も別物に見えてくるから不思議ですね。

次回は彩の国シェイクスピアシリーズ以外でシェイクスピアを扱う団体を紹介します。

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