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書籍レビュー 「仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか?」

こんにちは、ヒロです。

マイナースポーツであるトライアスロン。関連書籍というのは決して多くはありませんが、トライアスロン第一人者である白戸太郎さんの本を読みましたので、今回は書籍レビューを書いてみたいと思います。

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1. 著者紹介

■白戸 太郎
スポーツナビゲーター/プロトライアスリート/株式会社アスロニア代表取締役。1991年からプロトライアスリートとして活動し、6年連続で世界選手権の日本代表に選ばれる。2008年にはトライアスロンの普及と発展を目指してアスロニアを立ち上げ事業展開している。2017年東京都議会議員選挙に都民ファーストの会の候補として当選した。日本トライアスロン界の第一人者である。

2. 書籍について

2010年に発売された本です。キャッチーなタイトルで「トライアスリート=仕事ができる人」を連想させますが、その内容は主にトライアスロン初心者の為の基礎知識トライアスロンがビジネスにもたらす効用が書かれています。

トライアスロンを始めたいと考えている人には役立つ内容が満載。すでにトライアスロンをやっている人にとっては、このスポーツがいかに魅力あるものかを再確認でき、モチベーションを上げてくれます。トライアスロンに関わる全ての人にオススメできる書籍だと思います。

3. 概要

本書は全4章で構成されています。

第1章 ビジネスパーソンはなぜトライアスロンに夢中なのか
第2章 経営者たちはトライアスロンに挑む!
第3章 トライアスロンは誰でもできる!
第4章 トライアスロン初心者のための大会参加の基礎知識

第1章ではトライアスロンとビジネスの関連性、そしてトライアスロンから得られる効果が書かれています。「トライスロンをやるとこんなにも良いことがあるよ」と言わんばかりです。トライアスリートであれば「確かに!」と共感できる内容が多いはず。

第2章は白戸氏の友人である会社経営者9名による、トライアスロンにまつわるエピソード紹介。ビジネスの第一線で活躍する経営者たちがトライアスロンとどのようにして出会ったか、そこから何を得られたか、そしてどうビジネスに活かされているかが多様な語り口で綴られています。

第3章、第4章は初心者向けスタートガイドです。トライアスロン完走の為の準備トレーニング方法について、運動経験ゼロの人でも始められるよう、基礎の基礎から優しく導いてくれます。

4. 読後の感想

市民トライアスリートの1人として本書を読み終えて感じたことは「トライアスロンをやっていて良かった」です。この本のおかげでトライアスロンの魅力を再発見でき、これまで以上にモチベーションを高めてくれました。

トライアスロンを通して、体力だけでなくメンタルや自己管理能力など、いかに自身を成長させてくれるかを解説してくれるので単純にやる気が沸いてきます。トライアスロンはマイナースポーツなので、周りの人からは奇異な目で見られることもありましたが、そういった不安も払拭してくれました。

本書の初心者向けガイドの内容については、トライアスロンを始めたい多くの人の背中を押してくれるでしょう。

総じて満足度の高い一冊ではありますが、一点だけ不満を挙げるとすれば、本書のタイトルです。キャッチーではありますが、このタイトルを見ただけではトライアスロン初心者向けの内容が書かれているとは気づけないでしょう。有用な基礎知識が豊富にまとまっており、トライアスロン初心者にぜひ読んでもらいたい想いが強い分、この点は惜しいなと感じました。

5. まとめ

世間では未だに少ないトライアスロンの関連書籍ですが、プロトライアスリートの白戸氏ならではの言葉で、トライアスロンの魅力を分かりやすく教えてくれる一冊でした。

トライアスロン愛好者の誰しもにオススメできる内容となっています。トライアスロンの素晴らしさを再確認することで、レースやトレーニングのモチベーションがアップして、これまで以上にトライアスロンに熱中することができるでしょう。

以上、「仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか?」の書籍レビューでした。興味を持って頂けた方は、下記リンクからぜひどうぞ。


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