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ビジネスにおける勉強の定義とは何だろう #78

勉強とは何たるか

沖縄もだいぶ冷えてきました。
9時寝4時起きも慣れてきましたが、それでも寒さには勝てず、布団の中でスマホでニュースサイトを読む朝を過ごしております。

さて、私はこの「ニュースサイトを読むこと」を勉強だと思っているのですが、姿勢としてはただの寒がりが布団でゴロゴロしているだけの状況です。本当にこれを勉強と呼べるのでしょうか?

goo辞書で「勉強」を検索すると、以下のように書かれておりました。

1 学問や技芸などを学ぶこと。「徹夜で勉強する」「音楽を勉強する」
2 物事に精を出すこと。努力すること。
「何時までもこんな事に―するでもなし」〈福沢・福翁自伝〉
3 経験を積むこと。「今度の仕事はいい勉強になった」
4 商人が商品を値引きして安く売ること。「思い切って勉強しておきます」

なるほど。学ぶこと全体を指すのであれば、布団でゴロゴロしていても勉強と呼べるようです。

では、テレビでバラエティー番組を見ること、街で買い物をすること、友達との飲み会でも、学んでいると言い張れば勉強と呼べるのでしょうか。

アウトプットを伴うインプットであるべき

色々考えた結果、知識に繋がるインプットがあれば勉強なんだろうと思います。

例えば、私はテレビ番組を見る時、
・テロップの入れ方が自分の動画編集の参考になりそう。
・このタレントはこういう発言を求められてキャスティングされている。
・スポンサーへの配慮によってモザイクがかかる部分がある。
などを考えながら見ています。

同じテレビを見ているという行動でも、どういう観点で見るかによって、娯楽ともいえるし、勉強ともいえるのではないでしょうか。
(こんなコメントを言いながら見てると、妻につまらなくなるから黙っててと言われます。。。)

とはいえ、これをビジネスに置き換えた場合、「知識をつけるだけ」ではなんにも価値を生みません

次に、知識を提供価値に変えるステップが必要になってきます。
しかし、提供価値なんていつ実現できるかわからないし、価値を生んでも収益を上げることは容易ではありません。

だとすると、ビジネスにおける勉強で大切なことは、まずはアウトプットを前提としたインプットに絞り込むべきだと思います。
アウトプットを続けて入れば、それだけビジネスに繋がる機会を増やすことができます。

何をアウトプットしたいから何をインプットすべきなのか、それを明確にしておくことで、短い時間でより効果的な勉強ができます。
逆にインプットした以上はアウトプットするというマインドを持っておくことも良いかもしれません。

また、アウトプットを繰り返さないと、そもそも何が質の良い情報源なのか判断がつきません。ただのがり勉な雑学王になってしまいます。

とはいえ、勉強自体は面白い

アウトプットを意識すればより効果的な勉強ができますよ、という流れで文章を書いてきましたが、勉強自体が娯楽になるのであれば、それはそれで良いと思います。

私自身、深く学ぶことが楽しいので、つい先日は、沖縄県の決算を調べている内に、エストニアのデジタルノマドビザのことまで勉強していたりしました。ここまでくるとただの迷子ですね。

24時間という限られた時間をどう使うかは自分次第。
本当にやりたいことを我慢してまでビジネスに使ってももったいないです。

ビジネスの先に自分の幸せが待っていると信じている人はビジネスに繋がることだけを効率的に勉強した方がいいし、勉強が楽しい人は雑学王になればいいし。

「何のために学ぶのか」は、子供によく問われる疑問ですが、大人の一人一人もこの回答を持って、行動に移すべきだと思います。

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