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改めて写真の役割に気が付く

記事を書いていて、過去写真を使う必要が出てきた。

HDDを漁れば、いつでも過去の写真にアクセスして当時の思い出に浸りつつ、現代でデータを使用できるところがデジタル写真の良いところだ。

初めての一眼レフ「Nikon D3200」を手にした時期は2013年。外に出掛けるときは必ずカメラを持ち歩いたし、それは今でも変わらない習慣となった。


いま過去の写真を見返すと、設定も構図も理解していないし、ほとんどブレているし、人には見せられない写真ばかり。

それでも、「このときはこういう気持ちで撮った」「この場所楽しかったな」という思い出はしっかりと残っているから、後悔はない。
それに練習を重ねないと技術や仕組みも理解できない。


私は記憶力が弱いから、独立してフリーランスとなってからツールやサービスを併用してメモを残して、対策しまくって記憶を補完している。

けれど、ずっと昔から「写真」というツールで記憶の補完をしていた。匂い、空気、当時の気持ち、全ては写真を見返すとなぜか鮮明に蘇ってくる。


改めて、写真を撮り続けて良かったと思うし、写真の役割「思い出に残す」をすっかり忘れていたようだ。

写真家としての方向性や事業内容に悩まない日々はない。
それでも、写真を仕事にしなくなっても、「変わらず写真は撮り続けるだろう」と確信できて、ちょっとだけ安心できた。

・・・

静岡のとある山頂まで、星空を撮りに行った。明け方まで撮っては喋りを繰り返す。ほとんどブレていてロクな写真にはならなかったけど、充実感だけは残った。

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