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紅葉に憧れを抱く

花粉がなく、11月でもそこそこ暖かい場所、それが沖縄。

沖縄では、天候から受ける恩恵は大きい。
秋は真夏ほどの蒸し暑さと気温の高さはなくなり快適な季節だ。

昔から秋は最も好きな季節だった。
少し張り詰めた空気を感じながら散歩する朝、風で揺らめくススキが光る昼、近くで虫の声が鳴いている夜。

そして、赤や黄色に変化していく木々の紅葉。


写真を始めるまで、紅葉にはまるで興味がなかったけど、大学生でNikon D3200を手にしてから、秋には必ず紅葉を見に行き、写真に収めるようになった。

カラフルでどう撮っても綺麗に写る紅葉は、絶好の被写体だ。何だか写真が上達しているような気さえするから。

紅葉で有名な京都にも何度も足を運び、あらかたの寺社は写真に収めて、自分なりの京都おすすめ観光ルートもできるほど熱を持って通った。


初めての一眼レフNikon D3200から、現在のミラーレスSony α7RⅡに買い換えたタイミングも秋だ。
買い換えて、真っ先に紅葉を撮りに行った。

カラフルな被写体で、綺麗に写りやすいから好きだと思っていた紅葉は、実は熱を持って京都に通い、カメラを買い換えるタイミングまで無意識に計算しているほど、純粋に美しいと思って好きだったのかもしれない。


昨年はスペイン、今年は沖縄で秋を迎えているから、紅葉を久しく見ていない。特に沖縄で紅葉が見られることはないだろう。

移住先を検討する上で、意外となくて困ったり、寂しさを感じたりすることもある。それが私にとっては「秋の紅葉」だ。

沖縄は住む場所として徐々に気に入っているけれど、紅葉が見られない地域に住むことは少し寂しいと気付いた。

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カメラをNikon D3200から、Sony α7RⅡに買い換えてから始めて撮った鎌倉の紅葉。フルサイズの描写力とミラーレスの軽さに驚きながら、純粋に美しいと思ってシャッターを切る。

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