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「個性」って「視点」。どういう風に世界を見ているか


毎週月曜朝7:00~8:00にyoutubeでスケッチライブ配信してるんですが早朝すぎて見てくれる人がいないマイナーなテレビ番組みたいなポジションでやらせてもらってるヒロです。

例えばこういう絵など。

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「技術」じゃなくて「視点」を育てたい

「どういう視点を持ってるか」が一番大事なのについつい「上手に描きたい」とスケベ心で絵を描いてしまいます。

「視点」というのは「自分が世界をどう見ているか」ということで、例えば「ゴミ袋」を見た時にただゴミ袋じゃなくて、「ゴミ袋を透過した光」に「おもしろみ」を感じられたら人生めっちゃ楽しいじゃないですか。


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さらに「どう見たいか」ということが描かれていたらもっと最高なんです。例えばゴミ袋に写ってる「空の青色」が肉眼で見た時ははっきり見えないけど「これくらい青が見えた方がキレイかも!」と強調したり。

描いた人が「どういうことを考えているか」を感じられる絵がいわゆる「作家性」がある絵です。「どういう絵柄か」ではないんですよね。これよく勘違いされがちな気がしています、、!


自分が何を考えてるか知りたいから描く

人は「主観」によって見ている世界が全然違います!例えばこういう画像を見た時に何に目がいきますか?


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EPSONのプリンターだ!壁にかかってる絵はなんだろう!?プリンターが置いてある棚の木目きれいだな〜。壁のコードが剥き出しなんだな。右側のガラス戸が実家ぽいな!

などなど「人によって」見ている場所が違います。これが「主観」。

自分がこの風景をスケッチした時に何をおもしろいと思うかで同じものを描いても全然違う絵になります。僕の場合は

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右側のガラスからきてる「青色の光がおもしろいな〜」と思いながら描きました。でも例えば「棚の木目」がおもしろいと思ったらもっと棚を真ん中に入れて木目を強調したはずです。これが「主観」そして「個性」!

これは隠しきれないもので、どうしても作者が「おもしろいと感じていること」が出てしまいます。

でも意外と「自分が何をおもしろいと感じているか」ってわからなくないですか?それを知るためにも朝スケッチを続けています。

自分自身が感動したい

本題ですが、自分が何に「興味を持っている」「好き」「うれしい」を知ってそれを「表現」できた時ってすごく楽しいです。自分自身に感動してしまいます。そういう瞬間に出会いたくて、また自分が知らなかった喜びを知りたくてこういうことを続けています。


今後も続けていくのでツイッターやyoutubeチャンネルなどもぜひ見てやっていただくと嬉しいです。





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長砂 ヒロ

アニメ美術背景マンとしてキャリアをスタートしたのち渡米。元ピクサーアートディレクター、現トンコハウスの堤大介、ロバートコンドー監督作品”ダムキーパー”(アカデミー賞ノミネート)にリードペインターとして参加。トンコハウスの他のプロジェクトでもアートディレクター等、ネットフリックス”Go Go コリーカーソン”にリードカラーアーティストとして参加。現在はフリーランスとして自身のプロジェクト「ゴキンジョ」の立ち上げや、アーティストの育成、プロデュースなど精力的に活動中。絵本など出版予定。


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