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知ると見えるようになる色「知識の色」

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24・8・22
絵について
知ると見えるようになる色「知識の色」
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寝不足だと動悸がするヒロです(ドキドキ)(たぶん心拍が早めの人間なんですが)(だから元気なんだろうな)

先日トンコハウス10周年記念展覧会のトークイベントに出席させていただきました。来ていただいた方々ありがとうございました。
https://x.com/hiro_gokinjyo/status/1826222572129996948

そのトークの中で少しだけ「知識の色」という言葉を使ったのですが、僕が勝手に言っている言葉なのですが、「知ると見えるようになる色」があって、今回はそういうことについての記事です。

絵は肉体的な動きも「うまさ」に入りますが、「知識」もうまさに繋がっているので、知識は大事です。


▼「観察する」とはどこを見たら良いのか

スケッチをする時は目の前にあるものを「観察」してそれを画面に描いていきます。

「目に映るものを画面に描く」と言うと単純なことのように感じますが、何を観察するのか、「何を見たら良いのか」って実はけっこう難しいのかもしれません。

でもその難しさについて語られているのは見たことがありません。

だからわからない人にとっては「自分だけがわからないのかな」と思ってしまいますが、おそらくわかっている人の方が少ないかもしれないです。
わかっていたらもっと絵を描く人が多いはずなので。

僕はスケッチをする時は主に光を観察しているのでペインティング(着彩)でスケッチをしていますが、その時に何を見ているかを絵を見ながらお話してみます。

例えば過去のこういう絵がありますが、

そんなに悪い絵なわけではないですし、一見よく描けているかもしれないのですが、この時は太陽光に由来する「直接光」「反射光」への意識がすごく高くて、空から由来する「環境光」への意識がほぼありませんでした。

太陽光に由来する光は基本的には「暖色」ですし、空から由来する光は基本的には太陽光の暖色に比べると「寒色」です。

意識が太陽光の方に向いているので画面には寒色に関する光をあまり感じません。

逆にわりと最近の絵は、スケッチをしている環境にも起因しているのですが、環境光への意識が高いです。

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「絵について」と「仕事について」の記事を週2回お届けします。 ///////////// 日本では社会に出てから自分の好きなことを学び直す…

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