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【テレビ番組】現在のドラえもん。今は受け入れているが、リニューアル当時は否定意見がわたし含めて多かったのだよ。

 みなさん、こんにちは。

 去年の10月にバラエティ番組(ザワつく金曜日(テレビ朝日))投入の影響で土曜日に放送時間を移動したドラえもん(テレビ朝日)とクレヨンしんちゃん(テレビ朝日)。視聴率は金曜日の頃と比較して低下しているものの、テレビ朝日にとっても主要コンテンツで毎年安定した収益が見込めるので、打ち切ることはありません
 ザワつく金曜日もこの時間帯に移動して視聴率は上昇傾向で、裏番組の爆報THEフライデー(TBSテレビ)がテコ入れしたのは記憶に新しいと思います。

 さて、ドラえもんですが、現在のキャスティングになったのは2005年です。

 他の長寿アニメは、出演者やスタッフを徐々に入れ替わっていくのですが、ドラえもんについてはスタッフを総入れ替えでの放送。いわば新シリーズ(第2期)としての放送でした。
 第1期は1979年から2005年3月までの26年間放送されました。30代以上が知っているドラえもんと言えば、やはりこれという意見は今でもあります。

 で、肝心のキャストですが、テレビ朝日第1期と第2期の当時の主要出演者の年齢は以下の通りです。(日本テレビ版は割愛します。)

第1期(放送スタート→放送終了→現在)
ドラえもん:大山のぶ代さん(45→71→86)
のび太:小原乃梨子さん(43→69→84)
しずか:野村道子さん(40→66→81)
ジャイアン:たてかべ和也さん(44→70→享年80)
スネ夫:肝付兼太さん(43→69→享年80)
ドラミ:よこざわけい子さん(27→53→68)
ママ:千々松幸子さん(41→67→82)
出来杉:白川澄子さん(44→70→享年80)

第2期(放送スタート→現在)
ドラえもん:水田わさびさん(30→45)
のび太:大原めぐみさん(29→44)
しずか:かかずゆみさん(31→46)
ジャイアン:木村昴さん(14→30)
スネ夫:関智一さん(33→48)
ドラミ:千秋さん(34→49)
ママ:三石琴乃さん(37→52)
出来杉:荻野志保子さん(33→48)

 キャストの年齢、第1期はよこざわさんを除き全員が40代。中堅~ベテランの域に入った形でのドラえもんのキャスト起用です。それに対し、第2期の年齢は30代が多く、木村さんに至っては当時14歳で、第1期のたてかべさんとは年齢差が56歳ということで話題になりました。

 当時たてかべさんは木村さんが大人になったときに一緒にお酒を呑みたいというコメントを残していました。その後お互い多忙なのか、実現できなかったが、2014年に木村さんのトゥイッターにて実現できたことが報告されました。ただ、当時76歳のたてかべさんは病気でお酒を止められてたのですが、これはどうしてもしたかったということで実現したそうです。

 そんな木村さんも起用されたときはすごく怖かったとダウンタウンなう(フジテレビ)で発言されています。

・前の方がよかった。
・似てない
・偽物
・違和感しかない。

余談だが、松本人志さんも探偵ナイトスクープ(朝日放送)の局長を西田敏行さんから引き継いだ時に同じことを言われたそうです。木村さんも「一緒ですね」と同感していました。

 当時のドラえもんは、26年間務めた大山さん率いる出演者がすごかったこともあり、木村さんも「重圧感が」とおっしゃるように、プレッシャーがあったそうです。そのさなかでの上記の批判意見。
 わたしも自戒の念をこめていいますが、どちらかといえば否定意見でした。他のアニメと違い、長年慣れ親しんだあの声が全部変わってしまうというのは受け入れがたい状態だったのです。否定するのは簡単ですが、当事者にとっては相当つらいものだったと思います。それは前任者も同じだったと思います。

しかし、今の若い世代のドラえもんと言えば
水田さん率いる現在の体制です。

 昨年発売されたドラゴンクエストXI Sで登場する「いたずらデビル」は、(勇者ローシュの一味のウラノス及びメダル学園長と同じ)スネ夫役の関さんです。そのいたずらデビルの声を聞いたときに、ネット上での反応は・・・

・いたずらデビルが完全にスネ夫、笑いかたとかもろスネ夫
・いたずらデビルがスネ夫まんまで笑ってしまったwww
・いたずらデビル、スネ夫が自慢話をする時の曲が似合いそうw
・いたずらデビルwwwwwwスネ夫じゃねーかwww
・やべぇ、いたずらデビルがスネ夫なんだけど、まじで100%スネ夫
・関智一wwwいたずらデビルwwwスネ夫にしか聞こえないwww
・いたずらデビルくんが思った以上にスネ夫で電車で吹いた
・いたずらデビルまんまスネ夫で草

と、スネ夫ボイスの関さんであることをネタにしています。第2期になって14年(当時)、もはやすでに受け入れられたといっても過言ではありません。

 そして、わたし自身もドラえもんとはしばらく距離を置いていたのですが、6年前にSTAND BY ME ドラえもんを見る機会があったので、みました。「ドラ泣き」とかいう「?」なフレーズがあったあれです。実際のところ、「ドラ泣きはどうでもいいが、内容は普通のドラえもんで、面白い」です。キャスト陣は第2期と同じ

 ドラ泣きというよりも、CGになったレギュラー放送のドラえもんみたいな感じで、普通に面白いのです。

 その後、たまにではありますが、みることはあります。現在はAbemaでも時間さえ合えばクレヨンしんちゃん同様簡単に見ることができますので、15年の豊富なエピソードを新鮮な気持ちで見ることができたのです。

 スタッフ、出演者の皆さんもバッシングに負けず、ぶれずに今の状態を作り上げたので、素晴らしいと思います。

 今のドラえもんは今のドラえもんで面白いし、第1期、漫画もそれぞれのセンスがあって面白いです。わたしも過去は色々とがった否定意見を出していましたが、今後のこういった事例については、長い目で見ていこうと思っております。

 現実、サザエさん(フジテレビ)のキャスト陣もどんどん入れ替わっており、近年はマスオ役が増岡弘さんから田中秀幸さんに引き継がれました。また、それいけ!アンパンマン(日本テレビ)のドキンちゃんも鶴ひろみさんが急逝されたことにより、冨永みーなさんに引き継いでいます。また、ジャムおじさんも増岡さんからチーズを演じている山寺宏一さんに引き継いでいます。(冨永さんと山寺さんは実際メインで2役担当している状態)冨永さんも高橋和枝さんからカツオを引き継いでいます。事情が事情というのもありますが、ドラえもんのような否定意見はほとんど見受けられませんでした。

 さて、現在のドラえもんですが、どれぐらいやるのかな?と思いますが、わたしは35~40年ぐらい、もしかしたら50年やるんじゃないでしょうか?年長者の関さんがそのときになると68~73歳なります。(第1期の年長者である大山さんが71歳で卒業されたのも踏まえて)スタッフ、キャストの総入れ替えもありえますが、多分今後は他の長寿アニメ同様部分部分で変えていくのもあるんじゃないでしょうか?それを踏まえたうえで若手~中堅の当時30台前後のみなさんに任せたんじゃないでしょう。

 今後もこういった長寿番組に出演者の変更は避けられない壁です。前任者が偉大であればあるほど、後任者は否定意見と戦いながら業務に励むのです。そんなことしてもしょうがないので、長い目でみていきましょう。

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