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【29】今年1年を振り返って

カンボジアで生活を初めて丸9年が経過し
ついに10年目に突入した。

2022年を一言で振り返れば
「史上最も結果の出ない迷いの年」だった。

鬱になる人ってこういう感覚なんだろうなと
思うほどに無気力で先の見えない時間を過ごした。

「人生の考え方」や「哲学」というテーマで
物事の考え方を何度も見直した。

見直したからと言って物事が急転する事はなく
結局はすべて自分次第だという結論に落ち着いた。

お金に困っているわけでもなければ
生活が苦しいわけでもない。

しかしながら「熱量」が戻らない。

なにか物事に取り組む時、
それがビジネスでもプライベートであっても、
1番大事なのは「熱量」だと思っている。

熱量を感じられない原因には幾つかの問題がある。
その問題をひとつひとつ理解して
消化していく事にただ時間を注ぐ日々だった。

「理想の自分と今の自分のギャップに苛まれる」
「他人と自分を比較している」
「やりたいことを探し続けているが見つからない」
「環境や他人に依存している」

などなど

考える事が好きなためか、毎日悩み続ける中で
将来やりたい事や理想とする生活環境が、
ぼんやりとだが見えてきたのは幸いだった。

人間、誰しもみんなそうだけど、
生まれてきたその瞬間は何も持ち合わせていない

後から手にしたヒト・モノ・カネに執着・依存し、
手放すことを恐れているだけにすぎない

それは死ぬ時も一緒で
カタチあるものは何ひとつ墓場に持っていけない。

思い返すと僕がカンボジアに来た時もそうだった。
知り合いが1人もいない中、4,000ドルだけ持って
無謀にもビジネスに挑戦しにきた。

挑戦自体は良い事だったと思う。

ただ、もともと頭が良かったわけでもないし、
経営も未経験で、なにか特殊なスキルを持ち合わせて
いたわけでもない。


それなのにいつの間にか自分自身に過度な期待を
かけて、そのプレッシャーと闘い続けていた。

「ビジネスで成功している自分」
「他人に認められたい自分」

もっと成功しているはずなのに…
もっと輝いてるはずなのに…

確かにコロナの影響はあったけど、
本質的に正直それはあんまり関係なくて。

冷静に考えてみると、全くもって重要ではない
「自我」や「承認欲求」に駆られて
自分の人生をまったく楽しめていない自分がいた。


僕に限らず、現代社会で生きてる人って
少なからずこういう悩みを抱えている人は
多いんじゃないだろうか…

人生って調子が良くて上手くいってる時は、
だいたい何をやっても上手くいくもの
なんだと思う。

僕は調子が良かった時の幻影に囚われて
上手くいかなくなった時にきちんと対処出来ず、
なかなか抜け出せない苦い経験をしたけど、

大切なのは、物事が「上手くいかない時」に
どう対処するかという事。

物事や自分自身のコントロールが効かない中で、
「悪いなり」にどう向き合い、対処していくのか。
そこでその人の真価が試されるんじゃないかな。

兎にも角にも

もともと大した人間じゃないんだから
自分自身に期待をかけすぎない。

もともとバカだったんだから
バカらしく自分の人生を歩めば良い。

自分の人生の主役は自分自身なんだから、
他人に迷惑をかけさえしなければ
好きに生きて良い。

悪く聞こえる言い方かもしれないが、
「人生」を映画に例えるなら、
主役は自分で自分以外はみんな脇役なんだ。

もちろん人の目を気にしすぎる僕には
そんな思考はなかなか持てないけれど、
極端に言えば
それくらいワガママに生きたっていい。
だって自分の人生なんだから。

自分が思うほど周りの人は自分の事なんか
気にしちゃいない。

そう考えると、ようやく肩の力が抜けて
もう少し楽に生きてみようと思えるようになった。

将来やりたい事
・親孝行
・子どもに不自由させない
・一生涯付き合える大切な仲間をつくる
・保護猫を救う持続的な活動をする
・ハワイで暮らしながら世界のビーチリゾートに
たくさん遊びにいく

この5つしかない。
そしてこの5つが実現出来たなら
それは自分にとって幸せな人生だと思う。

そのために稼ぐ。
追い求める。

少し矛盾しているように感じるかもしれないが
いつまでも悩んでいるわけにはいかないので、
限られた時間の中で考え抜いた

僕が理想とする人生の指針は

  「ヒト・モノ・カネに依存しない
        心豊かな人生を送る」


2023年はその第一歩となるような生き方を
していきたいと思う。

以上!

来年も応援よろしくお願いします。
皆さまも良いお年をお迎えください。


つづく…

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