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大学生活が一番充実していたのでは?という話

前回までで仕事に対する振り返りはひと段落したので(たぶん…)、今回はこの間ふと思ったことについて書いてみようと思います。

結論から言うと、タイトルの通り

「大学生活が一番充実していたのではないか?」

と言うことです。


・そう思った理由

先日、大学の友人たちとご飯に行った時のこと。1年半くらいぶりです。

適応障害になってから友人と会うことはありませんでしたが、私にとって唯一と言っていいほど仲の良い友人で、祝いの席だったので「外に出るチャンスかも」と思い参加しました。もちろん適応障害のことは誰にも言っていません。

そこでは学生時代の思い出話が止まりませんでした。

大学以外にも、一緒にお酒を飲んだ話とか、家でDVDを観た話とか。講義だけではなく学校以外でも会うことの多いメンバーだったのでかなり懐かしくなったのでした。

断りきれずお酒を飲んでしまった罪悪感はありましたが、久しぶりに楽しく話をすることができてすごくいい気分でした。適応障害のことも少し忘れられていた気がします。

家に帰ってもその余韻に浸っていました。思い出が蘇ります。家で一人でいても。

そんなことから、大学時代楽しかったなぁと思ったのでした。


・大学生活

楽しかったと言ってはいますが、私自身、友人が多かったわけではありません。むしろ少ない方だと思います。

すれ違ったら挨拶はするけど、隣に座って講義を受けたり、一緒にお昼ご飯を食べたりする友人はかなり限られていました。

しかもそのほとんどが1年生の時に知り合った人ばかり。アルバイト優先でサークルにも入っていなかったので、新しい友達ができることが少なかったです。当時はそんなに友達を増やそうともしていなかったけど…。


・どう充実していた?

じゃあなぜ充実していたのか。

「自分のやりたいことを勉強して、楽しくアルバイトしてお金をもらっていた」

からだと思います。


あくまで金銭的な面だけ見れば、卒業後の方が多いのは間違いありません。

学生時代は週に5日も働いていませんでしたし。


でも大学では、少ないながらも気の合う友人と自分の興味のあることを勉強して、アルバイトとはいえ仕事も楽しかったです。金銭的にも高校時代よりは余裕が出たのでたまに遊びに行ったりもしていましたし。

いま思い返しても、苦しかった思い出よりも楽しかった思い出の方が圧倒的に強く印象に残っています

もちろんテスト勉強や就職活動は苦しいこともありましたし、アルバイトでも色々と大変なことはありましたが、それを上回るほどの楽しい思い出がありました。


・就職してからはどうか

就職してからはどうでしょうか。

もちろん仕事メインの生活になりますが、それは問題ではありません。学生ではなく社会人ですから。

でも仕事に楽しみはほとんど感じられません。

学生時代と逆で、楽しいことも少なからずありましたが、それを凌駕するほどの辛い思い出というか、嫌なことが多かったのです。

仕事なんて楽しいものじゃない、それが社会人だと言われてしまえばそれまでなんですがね。そんな意見の人とは分かり合えないと思います。


それに、平日の夜も休日も、ほとんど寝て過ごしていました。

平日はお局たちに色々言われたり残業して疲れ切って帰宅していましたし、休日はその疲れを少しでも取ろうと、家に引きこもってばかりでした。

翌日に仕事がある平日は、帰ったら急いでお風呂に入ったり夕飯を食べたりして、23時すぎに寝て。いつの間にか家は寝に帰るだけの場所になっていました

土日はもはや家から出ようという気持ちにもなりませんでした。少しでも長く寝ていたい、極力動かずに過ごしていたいと思っていました。

もちろん出かけて気分転換なんてできませんでしたし、家にいて何か勉強しようなんて全く無理でした。気付いたら土日は終わっていたんですから。


それなら寝る時間を遅くして時間を作れば?と思われそうですが、それは無理です。

私は寝る時間を削ると作業効率が格段に落ちるし、ショートスリーパーでもないのでただ翌日に寝不足になるだけでした。


1週間の中で仕事にとられる時間の割合が極端に高くなってしまったのです。

いわゆるプライベートに割ける時間がほとんど作れませんでした。


・比較してみると…

大学生と社会人を比較してみると、

「給料は(学生より)多いけど、仕事へのやりがいや日常生活の質という点で極端に低下した」

と言えます。


私は双方のバランスが取れて初めて仕事も日常生活もうまく行くと思っているので、これでは何も良いことはありませんでした。現に体調を崩して休職していますし。

私の思っているバランスを保つには、金銭的な評価より、自分の時間をしっかり確保できることの方が大事でした。

もちろん給料は大切ですが、お金払ってるんだから残業も休日出勤もしろ!みたいな環境は私には合いません。それなら給料を少し減らしても休みをしっかり確保できる仕事をします。

そんなことを大学の友人たちとの会話から再認識したのでした。


以上、今回はここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ひろ


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