プロダクトリリースと期待値

とある要望が来ていて、プロダクトマネージャーの目線だと特定の機能群フルセット揃えて意味があるような機能が求められているとする。でもフルセットなので当然工数も大きく優先度的にもなかなか上がらない。結果、ずっとリリースされないまま置いておかれたりする。

利用する方から見ると単にそれは要望が通っていない、ともすれば要望を出してからずっと音沙汰がなく、このサービス運営者はこれをやる気が一切ないんだなと感じる。

プロダクトマネージャーはその気がないかもしれないが、実際それによりそのサービスを見放されることが当然ある。自分が大事だと思っていることを大事だと思ってくれない運営者のサービスを使い続ける理由はないためだ。

そもそもフルセットじゃないと意味をなさないという前提は本当なのか。実際はそのセットの一部でも先にリリースされれば幸せになる利用者はいるのではないか。そして、そのリリースがあるということはきっとその先の課題も解決してくれるんじゃないかと言う期待値につながるはず。

悪い意味で賢すぎる、ロジカルすぎることが実情に即してないことがある。実際に課題解決できることも大事だが、期待値を上げていくことも大事だなと思って社内LTしようと思ったものの時間がなくてできなかったのでここに供養する。


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