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コロナウイルス感染者数シミュレーション 第一波終息は5月末?

直近1週間ほどの日本国内感染者数の伸びが気になったので、シグモイド関数でシミュレーションしてみました。生データは下記URLの4月1日現在(図中矢印)の数値を使用しています。グラフ縦軸は人数です。
https://ka-so.jp/service/covid19/index.html

仮定:
- 感染のピークが線幅2ヶ月ほどのガウシアン曲線(正規分布)になる。100年前のスペイン風邪パンデミックの死者数のプロットを参照しています。
- 全年代平均致死率 = 2%
- 日本の検査および感染者報告方針に変更が無い。シミュレーションは、これまでの陽性診断者のデータに基づいているため、シミュレーションの結果と潜在的な無症状感染者を含む実感染者数は異なる。

グラフの死者数は、3月31日までが公表実数、それ以降は、陽性診断から死亡までの平均日数を12日、実感染者数 = 2.8 x 陽性診断者数としてシミュレーションしています。死亡者数 = 陽性診断者数 (Day - 12) x 2.8 x 0.02
致死率を2%と仮定した場合の結果ですが、死者数の実数は信頼できる数字として、実感染者数は、案外少ないという印象です。致死率を1%と仮定すると、実感染者数はさらに2倍になりますが、陽性結果患者数シミュレーションの結果には影響しません。

3月14日付近にピークの肩が見えますので、2つのシグモイド関数でシミュレーションしています。3月末の全国休校指示等が奏功し、ピークアウトしかけていたところに、気の緩みで第2ピークが発生してしまったと推測出来ます。このシミュレーションでは、残念ながら公表感染者数でも死者数でも4月末に韓国をぬいてしまいますが、ほぼ想定の範囲内に収まり、ここ1週間ほどの急激な伸びは、まだ、感染爆発の予兆ではないと考えられます。

回復者数は、20日前の陽性結果患者数シミュレーションから、1週間前の死亡者数を引いた数です。退院まで約3週間で、ほぼ実情通りですが、回復者実数と微妙に合わないため、初期に比較して入院日数が伸びる傾向にあると推測されます。

入院患者数は、陽性結果患者数シミュレーションから、回復者数累計と死亡者数累計を引いた数です。このシミュレーションでは、4月19日頃にピークに達し、医療崩壊さえ起きなければ、5月末に終息するという推定です。

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