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【CAP高等学院代表・佐藤裕幸の教育への情熱と挫折⑦】

 こんにちは。通信制サポート校・CAP高等学院の佐藤です。

 現在、9月入学の生徒募集のために様々な取り組みを始めています。CAP高等学院は、通信制・鹿島学園山北高校のサポート校として2020年の4月に開設しました。ミッションは「高校生と社会の間にある(と勝手に思われている)様々な垣根を壊し、新しい学びのインフラを構築、高校生と社会をつなぐサポート校になる」です。そのためには、CAP生が高校卒業に必要な単位を最速・最適に取得して、そうすることで生じた有効な時間を自分がしたいことに没頭できるようになれることを目指します。

 そこで、代表・佐藤がどのような想いで、通信制高校サポート校を立ち上げたのか、何回かに分けて書いていきたいと思います。今回が7回目です。(なお、ここに記載される内容は、CAP高等学院のFacebook にも投稿されています)

 “Find アクティブラーナー”で落合陽一氏の基調講演を見てからというもの、一度生で落合氏の講演を見てみたいと思っていた。色々と検索しているうちに、京都大学の学園祭で基調講演を行うという情報を見つけた。早速申し込みをし、京都に足を運ぶことにした。  とても刺激的だった講演を聴いた後も、GoogleやYouTubeで検索するなどして、落合氏の様々な情報を得ようとした。  その中で出合ったのが、経済ニュースメディアのNewsPicks。その中のコンテンツに“WEEKLY OCHIAI”という毎週落合氏が語る番組があることを知った。そして、この番組を視聴するには、有料会員になる必要があるということも知った。当時、サブスクリプションの仕組みが全くわかっておらず、映像コンテンツを見るのにお金を払うということがよくわかっていなかった。ニュースもYahoo ニュースで気になったことを見る程度で、しかもアプリではなく、ブラウザを利用していたため、何がなんだか全くわからなかった。このような状況で、ICT利活用が必要と叫んでいたのだから、ある意味無謀としか言いようがなかったのだが。  これを機に、まずはNewsPicksのアプリをダウンロードし、有料会員となり、毎週視聴するようになった。しかし、視聴を始めた頃は、ビットコインが話題となっており、「ビットコインって何?」という状況であった。本当にわからないことばかり。「もしかして、今社会で起きていることを何も理解しないまま、教壇に立っているのかもしれない...」と改めて危機感が募るようになってきた。「私自身がもっと社会とつながる必要があるのかもしれない。」と思うようになってきた。  そして、前勤務校3年目。私自身、大きく社会とつながるきっかけとなる年を迎えることになった。  NewsPicksには、記事に対するコメント機能がある。記事を読んで、感想や主張などをコメントできる機能で、ユーザーの方々のコメントや、Pro Pickerと呼ばれる方々の専門的なコメントを読むことができる。「今社会で起きていることを何も理解できていない」と感じた私は、コメントを発信することで、様々な分野について関心を持てるだろうと考え、コメントをするようになっていた。  そして、担任をしているクラスや教科担任をしているクラスの生徒たちにも、Yahoo ニュースやスマートニュースなどの無料のニュースサイトから、記事をピックアップしてもらい、その感想をLMSにアップしてもらい、生徒同士の情報共有を促していた。生徒たちが興味のあることやその感想は非常に面白いものがあり、社会と生徒がつながっていく手応えを少しずつ感じていた。  特に、担任をしていたクラスの生徒の中には、入学時に描いていた将来の夢に、少しずつ変化が見られ、そのことがピックアップする記事に微妙に影響していたので、生徒に対する関心も今まで以上に向けられるようになってきた。そして、生徒と社会を繋ぐ新たな仕掛けを考えたいと思うようになってきた。  そして、9月に“WEEKLY OCHIAI”のスタジオ観覧から、その仕掛けが大きく動くことになる。

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