【第5-1回】解決策立案(How)

<講義からの学び>
①解決策立案の流れ:アイデアの方向性⇔具体的アイデア⇒解決策アイデアを評価、選択
1.アイデアの方向性:課題に対し、MECEを意識して分解
2.具体的アイデア:1で挙げた方向性に対し、具体的アイデアを洗い出す
3.評価して選択する:どのアイデアが実現可能性が高く、効果が高そうか、一番効果がありそうなものを選んで実行する
②解決策立案の流れの注意点:
アイデアの方向性出し、具体的アイデア出し、どちらを先に進めてもいい。アイデアの方向性をはじめから出すのは結構難しい。自分の思いつきをもとに考えを進めていけばよい(例えば?他には?などの質問を活用)。
③ミニワーク:人口を10万人アップする方法
1.アイデアの方向性:対企業・法人向けの施策、対個人向けの施策、その他に分解
2.具体的アイデア:特区などを作って税金を安くする(あるいは補助金を出す)、インターネット環境の整備(5G、テレワーク対応)、子育て支援(保育所充実、子育て支援金)、Iターン喚起(福祉施設、医療拡充、自然保護)、外国人受け入れ(衣食住のサポート)、教育の充実(例えば、受け入れた外国人と英語で話す機会を作るなど)
⇒どこの県の人口を増やす?ユニークなアイデアになってる?など、一度作ったら俯瞰してみるとよい。具体性、独自性がなかったり、自分が面白いと思えるアイデアになっていないと、実際に行動しようという気持ちにならない。
④面白いアイデアを作るには
1.戦略的自由度:検討する変数(カメラならフィルム、レンズ、付属装置、光源、印画用紙、DPE、撮影者の技量)を洗い出し、意図的に絞り込む。そのうえでアイデアを考える。
ミニワーク:移動式弁当屋。おいしいお弁当を作るには⇒素材(米、おかず)、調理方法、温度、量、見た目、バランス
2.ずらす技術:世の中の面白いアイデアを自社に転用する(例:LINE。普通はテキスト、面白いのはスタンプ、自社に転用すると…)
ミニワーク:移動式弁当屋。新しいアイデア発想のため、3つ以上の面白いアイデアを。
・ポケモンGo:定位置でゲームをする(普通)。移動することで貴重なモンスターが手に入る(面白い)。⇒すべての販売場所での購買をコンプリートしたら1食無料にする。前日の歩数に応じて割引販売。前日1万歩歩いた人は大盛無料。
・スマホ:電話、インターネット、音楽は別のデバイス(普通)。すべてがスマホ一台で賄える(面白い)。⇒弁当、ドリンク、温める手段をすべてセットで販売。
・Zoom:オンライン会議には大規模な機材が必要(普通)。スマホ、PC、iPadなどネットにつながるデバイスがあれば無料で使用できる(面白い)。⇒すぐに調理できる状態にした具材を販売し、キッチンがあれば自分で短時間で作れる状態にしたものを販売。

<私の気づき>
・アイデアの方向性出しと具体的アイデア出しのどちらから初めてもOKという話に少し気が楽になった。確かに、最終的にきちんと検討した結果が出せれば、順番にこだわる必要はないと思った。解決策の立案において大事なのは、検討のプロセスではなく、有効な対策が立案できるか否か(結果)なので。

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