【第4-3回】課題発見

<講義からの学び>
①原因分析の次のステップ:事実から導いた課題を「一言で」まとめる
②課題発見のポイント:
その1:課題とは、問題を引き起こし続ける本当の原因。複数の原因が考えられる場合には、最も影響度が大きい原因が課題である(パレートの法則)
その2:複数の課題が見つかった時、取り組む課題を選ぶ基準は、『実現性』×『インパクト』。
③課題の表現方法のポイント:
その1:具体的な表現を記載する
その2:課題の表現方法は2種。また来たいと思ってもらえる接客ができていない(事実、問題点を記載)。と書くか、また来たいと思ってもらえる接客を実現することである(前向き、未来志向で書く)。とかくか。
⇒個人的には未来志向の書き方のほうが好き。
④ミニワーク:大手予備校、なぜ新規生徒数が減少しているのか?
<考えた仮説>
・そもそも少子化で人口が減って全生徒の絶対数が減っているのでは?
・スタディアプリなどの登場により、予備校など学習の補助に利用するサービスの想定単価が下がっているのでは?
・親の給与が上がらず、そもそも塾に通えない家庭の学生が増えているのでは?
・人気講師の授業がオンラインでも受けられるようになり、独自性のある魅力あるコンテンツが提供できず、顧客離れが進んでいるのでは?
・個々のレベル、能力に合わせて学習を支援するような予備校、サービスの登場により、旧来の授業スタイルが陳腐化しているのでは?
・学生、親がテレビを見なくなった、あるいは見るとしても録画したものをCMをスキップして視聴するようになった結果、テレビ広告の効果が下がった(ターゲットセグメントへのタッチポイントが減った)のでは?
・SNS上での自社の評価が低く、そもそも選択肢として上がりにくくなっているのでは?

<私の気づき>
・課題の選び方(『実現性』×『インパクト』で選ぶ)はリスクマネジメントと似ている。リスクマネジメントでも取り組むべきリスクを判断する際、発生確率と影響度で判断する。実質的に同じことを言っていると思う。

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