地政学入門#4 朝鮮半島

<講義からの学び>
①半島国家のジレンマ:
ジャイアン(超大国:中国、ソ連、モンゴル)に常に怯えながら存続してきたスネ夫的な国家。大陸の脅威に対して面従腹背するのがこの国の生き残り戦略。永らくランドパワーに仕えてきたためにランドパワー型。近代においては日本・米国と結びシーパワー化。
②それでも独自の文化を残した:
ジャイアンに上手く取り入りながら独自の文化(ハングル文字など)を保守、存続してきた。北朝鮮は冷戦時代ソ連と結んで出来た国。韓国は冷戦時代に米国と結んでできた国。
③中国との関係:
韓国の親米派は中国の発展、台頭に伴い中国に接近。北朝鮮はチュチェ(主体)思想に基づき親中派を粛正。中国は日本海に出ていくうえで地理的に重要な朝鮮半島に親中国家を持ちたい(中国軍を駐在させたい)と考えている。

<私の気づき>
・スネ夫はスネ夫なりの苦悩があるのだと理解できた。時代時代で異なるジャイアンに仕えて存続してこなければならなかった朝鮮。必要なら約束を反故にすることも必要悪なのだろう。そもそものマインドセットが日本とは異なる国であり、そういうマインドセットがなければ生き残れなかったことを考えれば理解はできる。その前提で我々も付き合わなければならない。

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