第12回: Team Leadership

<講義からの学び>
①良いチームを理解するため、悪いチームを知る(対極視点法):信頼欠如、対立回避、コミット不足、説明責任を問わない、結果軽視
⇒良いチームと悪いチームの境界を理解する
②良いチームを作るために悪いチームの特徴を回避する:
1.「信頼欠如」回避⇒リーダーが自ら弱みをさらけ出す。
2.「対立回避」回避⇒Conflictを隠すのではなく、むしろ探す。明るみに出す。
3.「コミット不足」回避⇒意思決定のプロセスに加わらせる(きちんと自分の意見を言ったうえで出された決定だという納得感)。
4.「説明無責任」回避⇒成果、評価を可視化する(Performance Management)システムを作る。
5.「結果軽視」回避⇒SDG的な結果を含めて、チームで達成するものも含めて目標設定する。
③良いチームの特徴(Google社内のリサーチ):心理的安全性(Psychological Safety)、信頼感(Dependability)、明確な役割(Structure & Clarity)、意味(Meaning)、効果(Impact)に対するチームメンバーの評価が高い
④心理的安全性(Psychological Safety)を構築する方法:仕事を作業でなくて学習の機会とせよ、自分が間違えることを認めよ、たくさん質問して好奇心のお手本となれ
⑤良いチーム構築に必要なこと:組織にとっての良いチームの特徴、ニーズ(Y/W)を理解し、その特徴、ニーズを達成するためのシステムを作り(H)、定期的にサーベイなどで評価(H)し、チームメンバーの評価(W)を維持・向上させる取り組み(W)をする
⑥4つのチームタイプ:和・仲間(何よりも和を大切にする)/規律・軍隊(ファストフードの味)/変幻・アメーバ(タレントの創造性)/精鋭・開発(最先端の価値)

<宿題>
Q1: なぜチームが必要なのか?
A1: VUCA時代にはチームで動かないと結果を出せない。個人で出せる成果には限界がある。
Q2: 良いチームに必要な条件、要素とは?
A2: 意見が言いやすい(情報がつなぎやすい)、自分の強みを生かせる、多様性がある(専門性の重複が少ない)、信頼関係がある、それぞれのメンバーの専門性が高い、士気(モチベーション)が高い
Q3: 現在、あるいは近い過去で経験したチームでのチームワークを振り返り、「良い点」と「改善点」について記述せよ。
A3: 現在の職場のチームはチームタイプで言うと「和・仲間」。意見は言いやすいし仲は良いが、上昇志向に欠ける。還暦近い社員が多く、変化を嫌うため、チャレンジしにくい。各個人の責任範囲がある程度明確なので他の人にそこを浸食されることを嫌う。同じことを同じ人が繰り返し遂行するので個人としても、組織としても、成長しない。

<私の気づき>
・VUCA時代にはチームビルディングが重要であることを改めて感じた。また、良いチームを作るためには評価や情報共有、サーベイの方法を含めシステマチックに良いチームを作り上げるための仕組みづくりも重要なのだということを学んだ。成果を出すためにはメンバーに多様性があったほうが良いと思うが、そうするとそもそも組織に所属する目的(金銭、成長、安定)の異なるメンバーが集まることもあるので、その中でどうやってチームビルディングしていくかは難しい課題だと感じた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?