地政学入門#12 日本

<講義からの学び>
①日本の歴史におけるシーパワー(SP)とランドパワー(LP)の変遷:
縄文(SP)⇒弥生(LP)⇒平氏室町(SP)⇒源氏鎌倉(LP)⇒戦国(SP & LP)⇒江戸(LP)⇒明治(SP)⇒海軍(SP)& 陸軍(LP)⇒戦後吉田自民党(親米SP)⇒田中派(対中接近LP)⇒鳩山民主党(LP)⇒安倍政権(SP)
②地政学から見た江戸時代:
基本的にはランドパワー政権。ただし、国内海運は発展、コメ市場のある大阪を中心に物流が大規模化(資本主義経済の導入)。ランドパワー(共産主義的)とシーパワー(資本主義、貿易)を併せ持った社会。
③日本におけるランドパワー:
経済環境が悪化すると共産的なランドパワー勢力が台頭。ランドパワー(例えば中国など)に接近する傾向。親中的。貿易が不得意で経済的には停滞する傾向。
④近代日本におけるシーパワー:
シーパワー(アメリカ)に接近する傾向。親米的。貿易が得意で経済的には発展する傾向。

<私の気づき>
・同じ日本の中でも古くは縄文時代から現代にいたるまで、シーパワー勢力とランドパワー勢力がバランスを取りながら時代時代で台頭して歴史が紡がれてきていることが良く分かった。
・これから日本の経済が停滞するとランドパワー勢力が勢いを増すかもしれない。その一方で経済発展するにはシーパワー勢力が主導権を握った方がよく、シーパワーとランドパワーのバランス、舵取りが難しい時代がやってくるのではないかと感じた。

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