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【桜開花一番乗りは福岡】"開花"発表から知る春爛漫の楽しみ方🌸

<春の便り1番乗りは福岡>

福岡管区気象台は、今日3月17日(木)、福岡で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表しました。
今シーズンの開花の発表は、福岡が一番乗り。
昨年より5日遅く、平年よりも5日早い開花となりました。
ニュースで開花の発表を聞くといよいよ春本番だなと心躍る気持ちになるのは私だけでしょうか^^


<ニュースで見る開花発表とは?>

3月の下旬にかけて「各地の桜の開花発表」は、テレビやスマホのニュースなどでよく耳にしますよね。
実はこの発表は、気象庁の職員が標本木を目視で観測して“開花”かどうかを判断しています。
私も静岡のテレビ局で気象キャスターをしていた頃、今の時期になると毎日のように気象台に足を運び、目を凝らすように膨らみの大きい蕾を一つ一つ追いかけていた記憶があります。

当時の私  :「あの蕾は午後にも咲きそうですね。」
気象台職員 :「そうですね。」
当時の私  :「あの蕾が咲いたら今日中に開花の発表はありますか?」
気象台職員 :「それは、午後になってみないと分からないですね、、」

夕方のニュース番組に春の便りを届けるべく、早る気持ちを必死に抑えていたことを覚えています。
そんな自分都合で春が来たことはありませんが、、


<「開花」とする条件とは?>

桜(ソメイヨシノ)の「開花」には、気象庁の生物季節観測指針に細かく定められています。

さくらは、開花と満開を観測する。標本木に5~6輪の花が咲いた日を開花日とする。な お、胴咲き(枝ではなく幹や根から咲く)による開花は、通常の開花とは異なるプロセスに よると考えらえることから、5~6輪に含めない。また、咲き揃ったときの約80%以上が咲 いた状態(同時に咲いている状態である必要はない)となった日を満開日として観測する。

(気象庁 生物季節観測指針より)

つまり気象台の職員が目視で観測をして5〜6輪さいていたら「開花」になります。
職員が観測した事実をニュースでは“開花発表”とか“開花宣言”などと表現しています。


<開花発表を聞いたら満開までは約○日>

お住まいの地域で桜(ソメイヨシノ)の発表をニュースで聞いたら、その日から約1週間後には満開(見頃)を迎えると思って下さい。
お花見のスケジュールの最終確認として各地の桜情報とともに週間予報も確認するといいでしょう♪

ちなみに私が住む大阪の開花平年日は3月27日、満開が4月4日。
民間の気象会社では、平年より数日早まる予想で、発表が待ち遠しいです。


<主役が咲いたら>

春は、天気が周期的に変わりやすい時期でもあります。
お花見を台無しにしたくないという方は、こちらの記事も参考にしてみて下さい^^

【お花見を雨で台無しにしないために】3ステップで雨を回避する天気予報の見方・考え方

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