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【屋根破損と雨漏り!?あなたのお家は大丈夫?】台風シーズン前に知っておきたい屋根の修繕業者の選び方

台風1号が発生、続いて2号も

(4月10日現在)
2022年4月8日午前、日本のはるか南海上で台風1号が発生しましたね。現時点では、今後、進路を北東へ変え、小笠原諸島に近づく予想となっています。
そして、本日の午前9時にフィリピンの東の熱帯低気圧が台風2号になりました。
どちらの台風も今後の情報に注意が必要です。


最強台風と呼ばれた平成30年台風21号

近年は、SNSなどの発信により台風の様々な被害をリアルタイムで把握できるようになりました。
その中でも印象に強く残っているのは2018年に近畿地方を直撃した台風21号ではないでしょうか。
近畿地方では、電力や交通機関などが完全にシャットダウンされたことは記憶に新しいでしょう。
私が当時住んでいた吹田市では、吹田駅前の大木がなぎ倒され、市内各地の信号機があらゆる方向に捻じ曲げられていたことを覚えています。

2018年の台風21号によってなぎ倒されたJR吹田駅前の木
2018年の台風21号によってなぎ倒されたJR吹田駅前の木

台風が過ぎ去った後も、台風による被害により屋根が破損し、1年以上ブルーシートがかけられたままの民家が数を多くありました。
避けることのできない台風などの自然災害に対して、早い段階で情報を入手し備えをする時代にもなりましたが、皆さんのお家の屋根は対策ができていますでしょうか?もし2018年の台風21号並みの暴風雨が直撃したらどうすればいいでしょうか?台風シーズンになるたびに不安がよぎる方も多いと思います。

そこで今回は、台風シーズン前に知っておきたい下記の2つについて解説をしていきます。

  • 大阪の被害から見る台風(暴風雨)の基礎知識

  • 万が一雨漏りをした時の街の屋根屋さん、工務店の選び方


日本での台風シーズンは8月と9月

1年間でみると日本では8月と9月が台風の発生数・接近数・上陸数で多い月となっています。

気象庁HPより「台風の平年値」https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/average/average.html

上の表は、過去30年間(1991〜2020年)における平年値です。
本格的な台風シーズンに入る前に、お住まいのお家の「屋根点検」や「雨漏り対策」は必要です。
(この後の項目で順を追って説明をさせていただきます。)


過去の大阪の台風被害

大阪では、記録しているだけでも過去に4回大きな台風に襲われています。

  • 1934年(昭和9年)の室戸台風

  • 1950年(昭和25年)のジェーン台風

  • 1961年(昭和36年)の第二室と台風

  • 2018年(平成30年)の台風21号

どの台風も高知県の室戸みさき付近を通過、神戸市付近に上陸したという共通点があります。
近畿地方の多くは、特に南からの湿った空気が強風とともに入りやすい危険半円(台風進路に対して東側)に位置していたことも被害が甚大になった原因の一つです。


記録尽くめの台風21号

2018年は台風の当たり年でした。最も恐ろしい記憶として残っているのが“今世紀最強”と言われた台風21号です。最強と言われる所以は、数々の記憶にあります。 

  • 25年ぶりに「非常に強い勢力」

  • 大阪湾をはじめとする記憶的な高潮

  • 各地で降った猛烈な雨 

気象庁HP「台風第21号による暴風・高潮等」よりhttps://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/2018/20180911/jyun_sokuji20180903-0905.pdf

記憶をあげていくとキリがありませんが、その中でも特に注目したいのが“暴風”です。
2018年の台風21号の直撃によって大阪府田尻町(関西空港)では、最大瞬間風速58.1メートルを観測しました。

近畿地方各地で観測した最大風速と気象庁が出している「風の強さと吹き方」を比較し暴風におる建物への影響を抜粋すると… 

気象庁HPより「風の強さと吹き方」https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/kazehyo.html
  • 固定の不十分な金属屋根の葺材がめくれる

  • 養生の不十分な仮設足場が崩落する

  • 外装材が広範囲にわたって飛散し、下地材が露出するものがある 

まさに台風21号によって浮き彫りになった屋根被害そのものです。

上記の抜粋事項を他人事と思って見て欲しくはありません。地球温暖化の影響で、今後は勢力の強い台風が多くなるとも言われています。台風の通り道に位置する日本列島に住む限り、もはや台風がもたらす“暴風”は避けることができない自然災害なのです。 


台風シーズン前にやっておきたい屋根診断

台風シーズンを前にできることはなんでしょうか?それはやはり暴風雨にどれだけ耐えられるか、いわば屋根の健康診断です。定期的な屋根の点検とメンテナンスを行うことができれば暴風雨に対するリスクを引き下げるのに最も効果的といます。瓦などのひび割れなどにも早期に気が付くことができれば、本格的な台風シーズンを前にして修復などの対策も可能となります。

屋根の健康診断をチェックする項目は以下の通りです。

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