読んでる本や日常が作品に繋がってる
またもや、焼成前の状態なので、焼くとどうなるのか未知数です。
よく、その時の気持ちや思考がそのまま作品にあらわれる、なんて話を聞くので、健やかな気持ちでモノ作りをしたいなあと思ってます。そりゃ、鬱屈よりも楽しいときめきを誰かに届けたいですから。
で、そんな心持ちで製作している訳ですが、心のあり様というより、今回は読んでた本から影響を受けてる気がしまして…。
「熱源」川越宗一
樺太サハリンに流されて来た者、逆に追い出されて故郷を失う者たち、それぞれの生き抜く力強さが描かれていました。民族性やアイデンティティを自らに問いかけてみたり、押し寄せてくる流れに同化することを選んだり望んだり。いずれにせよ、登場人物たちの心は熱い!穏やかな春の日差しの暖かさを夢見ることすら思いつかない程に。
作中、アイヌの女性が結婚を機に口元に刺青をする場面があり、「だって私はアイヌだから」というセリフが胸に響きました。
今回の私の製作では、先に図案を描いてたので、本からインスピレーションをもらったわけではないのですが、なんだか妙に文様のイメージがリンクしてしまって大げさに言うと命を吹き込んでもらったような。
いろんなものを自分の中に入れて、手を動かしながら放出してモノを作ってるのだなあと、改めて感じました。
今日もまたお付き合い頂きありがとうございました☆
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