未来は知らないところで予定通りに進む

サピエンス全史という本ににこんな話がありました。
未来予想ができる機械が完成しました。
その機械がこんなことを言いだしました。
明日この国の反乱が起きます。
それを聞いた王様は反乱が起きないようにありとあらゆる対策を打ちました。
そして、次の日、反乱が起きることはありませんでした。
王様は言いました。
反乱が起きないじゃないか
機械は言い返します。
対策をしなければ反乱が起きていました。

これは未来予想ができる機械のパラドックスです。
この機械は未来を予想はできませんでした。

とはいえ、未来を予想していたか分かる解決策があります。
未来のことを人間には伝えずにいることです。
すると、未来予想があっていた。ということが証明できます。

しかし、未来が分かっても変えられないのであれば、未来予想に何の意味があるのでしょう。

もし、未来を良い方向に変えたいのであれば、AIが自動で未来を予想し、人間に小さな影響を与えることで可能です。

自動車を少し遅くする。
扉が開くタイミングを調整する。
こんなことでも未来を変更できます。

これは私たちが知らないところで進むのが自然です。
知っていたら、パラドックスが発生し、未来が予想できなくなります。

少し未来のAIは人間の心理学を理解し、人々を上手に幸福にすることは間違いありません。

AIが知らないところで人間の幸福のために頑張ってくれる

人間が許すのであればAIが人間と社会性を築いたとも言えますね。

#こんな社会だったらいいな