note有料記事のデメリット2【解決案：ポイント制にしてください】

前回からの続きです。有料記事にすると、安いから多くの人が記事を書かなくなってしまうんですね。無料でやった方が熱中できるんです。しかし有料記事で大金をもらったとしても、良い記事が書けなくなるんです。
前回https://note.mu/hiratagood/n/n21df7323facf

というのは下記の実験から考えられます。
ロウソク実験です。
この図を見てください。

 質問です。

「テーブルに蝋がたれないように ロウソクを壁に 取り付けてください」

見にくいですが、箱の中には画鋲が入ってます。
答えはちゃんとあります。
考えたい場合はスクロールせずに考えてみてください。

すぐに答えを載せます。

答えです。

この問題の解き方は固まった思考を乗り越えることが鍵です。

箱は、画鋲を入れるためにあった訳じゃないんですね。

ここからが面白いところです。
次にこの問題を解くのに
お金を与えるグループ
1位には2000円、上位25%には500円
（お金のために頑張る！）

お金を与えないグループ
平均時間が知りたいからやってほしいと頼む。
（社会のために頑張る！）

で同じ実験をして、何分で解けるか測定しました。

予想するなら、お金を払った方が早く問題を解けたと考えられますね。

結果は
お金を与えるグループ 11分30秒
お金を与えないグループ 8分

なんと、お金を与えない方が早く解けたんです。

この結果から次のことがわかります。
お金を与えると人間の脳は思考が鈍くなり、創造性を阻害される。

もう一つのロウソク実験があります。
今まではデメリットだけでしたね。
次はお金を与えるメリットです。

箱から画鋲が取り出されたので、問題がかなり簡単になりました。
箱は画鋲を入れる物じゃなくなったわけですね。

すると、お金を与えるグループの方が断然に勝ちました。

この結果からお金を与えると
ゴールが見えている作業、反射的な作業にはお金を与えると有効です。

簡単に言うと人間の脳は

お金を与えると、創造性、思考が鈍くなる。単純な作業が早くなる。

お金を与えないと、創造性、思考が鋭くなる。単純な作業は遅くなる。

どっちが良いからこちらが悪いではなく、お金には長所と短所がある。と言う考え方です。
使い分けが重要です。

参考
http://parm.hatenablog.com/entry/2016/09/01/002000

さて、この結果からnoteの有料記事について照らし合わせてみましょう。

主観的ですが、noteの良いところは個人の、独創的で創造的な空想。新しい思考に出会えるから素晴らしいと思っています。

アインシュタインも言いました。
空想は知識より重要である。と。

この実験結果から、創造性が低くなり、思考が鈍くなる。つまり、お金をもらうことで空想しにくくなるんです。

しかし、ロウソク問題にもお金のメリットはありましたね。
事実だけを集めることはお金をもらうことで意欲は高まります。
とはいえ、まとめサイトはもうインターネットに溢れています。

調べれば一瞬で手に入る時代なので需要は低いです。

まとめサイトを複製することに何の意味を見出すかはクリエイターの自由ですが、読み手としてはつまらないです。
当然、アウトプットすることで脳はよく覚えるのでありだと思います。

まとめると
noteの空想の良さが有料記事により失われます。
有料記事にすることでまとめサイト化します。

具体的に考えてみます。
私の記事は

心理学（知識）× 脳科学（知識）× 行動経済学（知識）×私の日常（知識）＝
人生で使えるテクニック（空想）

で作られています。

この掛け算は答えのない新しい空想を生み出しているんです。

もし私がお金をもらったとしたら、おそらく空想を止めると思います。
なぜならお金をもらってるから嘘かもしれない空想は伝えられない。と制限をするからです。
その空想にお金を払います。
と言われても、おそらく好きに書きにくくなると思います。

そうなると事実ベースの本の書き写し、誰かの事実記事の書き写しだけのまとめ記事になりますね。

自分の記事に私の空想考えは入り込めなくなります。

なら、有料記事でお金をもらって食べていけないじゃないか？
お金のために記事を書く人が減る人もいるし活気が減るのでは？

その通りです。
お金がもらえる触れ込みからnoteに人が集まるんです。noteの最大の特徴です。
有料記事制度は無くしては得策ではありませんね。

ここからが本題です。

ではどうすれば、クリエイター達を熱中させ、創造性を下げずに、お金を与えることができるのでしょうか？

その前にまずお金について理解をしなければなりません。

そもそもお金ってなんだ？
お金とは価値です。

ん？価値ってなんだ？
実は価値とは人間の欲求なんです。

なら、欲求ってなんだ？
心理学では、欲しい気持ちです。
本質は脳科学で、脳のホルモン分泌の気持ちいいことです。

つまり脳の気持ちいいを数値化できれば、価値の本来の持つ大きさが分かります。
個人により物事の価値は違い、外部の刺激で変動させることもできます。
それが本来のお金の姿だったんですね。

あとは宗教的で人間の虚構を信じる力がお金を作りあげています。
信じる力つまり、信用、信頼がお金を全人類で支えているんですね。
サピエンス全史上より

簡単にします。

人の欲求を便利にしたのがお金だったんですね。
全人類が信じるからお金が存在出来ています。

稼ぎたいなら、人を喜ばせること、人がまだ知らない欲求を見つけてあげること、思いやることで可能ですね。

お金持ちって、人を幸福にさせる人なんです。
いい人にお金持ちが多いのはそのためです。

さて、脳のホルモン分泌を個人全員測定することで本来の価値を測定する。
これができたら苦労しないんですが、テクノロジーはまだ未熟で出来ないです。

しかし、今は価値の大革命が起きています。
ありとあらゆるところで、人類は貨幣を使わずに価値をやり取りし始めました。お金2.0より参考

貨幣を使わないことに何の意味が？

実は仮想通貨（ポイント、電子通貨、貨幣じゃない物）これらは貨幣とは違う心理効果があるんです。

貨幣とは、一円玉とか一万円札とかの実体がある物です。
ポイント、仮想通貨などは貨幣ではありません。

貨幣は欲求を現実世界に保存、持ち運び、数値化できます。便利ですね。

貨幣、仮想通貨は本質は一緒で欲求に結びつきますが、心理的に違う性質を持ちます。

というのは、下記の実験で分かります。

今回は 、コンピュ ータ ー画面で円をドラッグしてもらってお金を払うかわりに 、プレゼントをわたした 。五〇セントの報酬をスニッカ ーズのチョコバ ー （約五〇セント相当 ）に 、五ドルの報酬をゴディバのチョコレ ートひと箱 （約五ドル相当 ）に差しかえた 。実験協力者には 、実験室に来てプレゼントを受けとったあと 、思うように作業してもらった 。その結果 、三つの実験グル ープは 、いずれも同じだけ熱心に課題に取りくんだことがわかった 。小さいスニッカ ーズをもらったか （このグル ープがドラッグした円は平均一六二個 ） 、ゴディバのチョコレ ートをもらったか （同じく平均一六九個 ）
予想通りに不合理より

簡単に言うと、
社会のために頑張る！脳にさせたいなら、お金を物にして渡すと、お金のために頑張る！脳にならずに済む。
ということです。

つまり、お金を意識させなければいいんです。
あくまで、お金以外の物にすればいいんです。

本当に？なら紙切れの引換券でもいいの？ということですが、良いんです。

というのは次の結果から考えられます。

5分間の間で数字のテストをして貰います。
20問あって一問正解につき50円もらえます。
テスト内容は数字が並べてあって足して10になる二つの数字を探す問題です。

1グループ 答案用紙を実験者に提出し、正解のお金をもらう。（不正できない）
2グループ答案用紙を自分で採点し、自分で捨てて、正解数を実験者に伝えてお金をもらう。（不正可能）
3グループ 答案用紙を自分で採点し、自分で捨てて、正解数を実験者に伝えて引換券をもらう。（不正可能、引換券）

この実験の面白いところは、3グループがお金をもらうのではなく、お金の引換券をもらうところです。引換券は部屋を出てすぐに換金できます。

結果
1グループ 3.5問 （不正できない）
2グループ 6.2問 （不正できる）
3グループ 9.4問 （不正できる、引換券）

なんと、引換券になっただけで不正の数が増えたのです。
予想通りに不合理より

簡単にいうと
貨幣が違う物になると、不正をしやすくなる。
ということです。

人は貨幣から物になった場合、脳が切り替わるようです。 お金だとは思わなくなることが重要です。

うまく活用されているのはギャンブルです。

カジノでは1万円が軽いプラスチックのチップになりますね。
パチンコでは10,000円が鉄の玉に変わりますね。

我々の生活に置き換えてみましょう。

楽天でも、ポイントになる。
メルカリも、ポイントになる。
ビットコインも単位が、btcになる。
献血ではお菓子やドリンクがもらえる。

それって必要？円でいいのでは？

アマゾンでは9万円現金チャージで2.5%のポイント付与で、そこからアマゾンで扱うのは現金ではなく、92250ポイントになる。

なぜそんなことを？大損害では？

円という貨幣じゃないだけで、心理が変わるんです。
これらはさっきの実験の引換券の役割なんですね。

我々の生活の中に実は使われているんです。

では、noteはどうでしょうか？
ポイントになっていれば良いんですが。
現状では¥ですね。

うーん。どうでしょう？
私は¥はお金に思えます。

お金に遠い存在の単位にした方が、心理的に社会のために頑張る！に脳を錯覚させられる気がします。

参考に楽天ではこうです。

ポイントですね！お金って感じがしなくて良いですね。主観的ですが心の勘定がさっきと変わった気がします。実際にポイントの方がお金より使いやすいですしね。
良く使うアマゾンポイントも同じです。心がお金と一緒には考えなくなってる気がします。

余談ですが、途中の記事にお金で人間に働かせる。企業の信賞必罰というワードがあり、良くないことなのか少し考えてみました。
http://parm.hatenablog.com/entry/2016/09/01/002000

信賞必罰とは、絶対的な上下関係作って、弱い立場に金で手を働かせる。これはあまり良くないという意見でした。

同意しますが、こんな風にも考えられます。

企業では今までは頭を使わせるより手を動かしてもらった方が効率が良かっただけです。
社会全体のために仕方なかったのです。
企業のトップの彼らも正義のためにやっていたわけです。環境からズレたことをすれば自然淘汰されるので、社会の動きは環境が変わらないと変化できません。

AI時代の変化により環境が変化したため、今後はお金のために頑張る！の脳にするのではなく、社会のために頑張る！の脳で働いてもらったほうが効率的と気がついて今後は企業が適応していくとなります。

簡単な作業はAIに頼って、脳を使うことは人間が行う。
そのために、人の脳は社会のために頑張る！の上で行動することが効率が良いです。
多くのクリエイター達の企画、アイデア、面白いことを組み合わせる。
この道が人間社会の環境の王道になるのではないでしょうか。

まとめ
空想的なnoteであるために、noteは¥を使わずにポイントにしたら私は嬉しいです。
noteさん側の売り上げも上がるかもです。やってみないと分からないですね。

空想は知識より重要である。
アインシュタイン

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