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最近のお金に一体何が起きたのか?【お金と信用】

あ ノブです。心理学、脳科学、人類の生態が好きで学習してます。
最近の人類はすごいです。
大企業がお金をバラまくキャンペーンを始めまくる。という人類が初めて遭遇している謎の事態で純粋に戸惑います。

さて、「金は命より重い」という言葉がカイジから有名になりましたが、そのお金をバラまくというのはつまり、死を意味することではありませんか?

でも彼らはその死に直結する行為を喜んで自ら行っています。

一体、何が起きたのでしょう?

大企業の社長が頭がおかしくなったのでしょうか?

私がそう考えるのは少し考えが足りないかもしれませんね。
なので、深掘りして考えてみます。

さて、彼らが大金持ちの社長になれた理由は
合理的に物事を考えて、地雷があるかもしれないとわかっていながら自らの意思でリスクを負い、夢半ばで消えていく犠牲者を横目に見ながら不安を噛み締め、努力を続けて、本当にたまたまお金持ちになれたのです。

彼らの共通点は

大バカ(失敗を認め行動する。)
合理的(超論理的に行動する。)
努力家(超継続して行動する。)

だったようです。

果たして、合理的な彼らが、お金を打算的な考えなしに配るのでしょうか?

もしかすると、そうかもしれません。
ですが彼らが打算的で考えていると仮定して考えてみましょう。

お金についての知識は皆さんは優秀なので、すでにご存知かもしれませんが。
要点を絞って、さらっとおさらいです。

Q.お金とは何か?
A.信用です。

これが本質です。お金って簡単なんですね。

信用とお金についてです。

もし、あなたの手元に全財産の200万円あったとします。
あなたの家族に
「100万貸して欲しい」
と言われて貸しますか?

当然ですよね。

家族のためなら100万どころか180万円くらいなら貸せるに決まってるじゃないですか。

だって家族は仲間で我々で、信用できる人間です。

家族ならきっと未来に返してくれるはずです。

何か特別な事情があって返せなくたっていいとすら思えます。
何でも許せます。
だって、家族で仲間で我々だから。
(家族がギャンブル狂いの借金だらけでなく、信用できる人とする。)

さて、昔の学校のあーいたねレベルの同級生が急に連絡がきてこう言います。
「ちょっと〇〇な事情があって(騙そうとしてなく、本当に困っている)100万貸して欲しいんだ。いや、100万でなくても50万、いや10万でいい。必ず返す。」

さて、あなたはいくら貸しますか?

おそらくあなたがお人好しであれば10万くらいなら貸すのではないでしょうか?

「まぁ・・・。昔の友達で仲間だしな。本当に困ってるんでしょ?なら返さなくてもいい。10万でいいか?」

「ありがとう。絶対返す。」

さて、この後にくる展開は大体は友人としての今後の関係が崩れる可能性が高くなるだけですよね。

大体はみんなが遭遇する、いつものパターンです。

「そういえば、昔の友達で〇〇いたよな。3年前くらいに10万貸したよ。え?君もお金を貸してと言われたのか?彼は音信不通になってる?まぁ人間だし。そんなもんだろ。私は『今までの信用で』貸したと思ってなく、あげたと思っていたからいいけどな。この展開はある程度予想はしてた。だが、彼はもう、友達ではなく仲間ではなく、我々ではないよな。とにかく今わかったのはあいつだけは信用できないということだ。

では別パターンです。
道でたまたまあった見知らぬ人にこう言われます。

見知らぬ人「ちょっと〇〇な事情があって(騙そうとしてなく、本当に困っている)100万貸して欲しいんです。いや、100万でなくても50万、いや10万でいいです。必ずお返しします。」

あなた「は?」

このように、信用というのはお金になります。

クレジットカードとは、日本語にして「信用の紙」ということです。

私は知らなかったんですが、
お金の本質は信用だったんですね。

お金(貨幣)はスマホと同じで、ただの道具だったんですね。

若さや、労働力など未来に売れないものを現在に売って、未来に保存できたりもするし、持ち運びが楽だし、みんなが同じ価値を感じてる。

お金(信用)の概念がない昔の人「今の価値を未来に保存したい?それなら1年くらい保存できる肉の燻製を作って見たらいいんじゃないか?多分リンゴ10個分くらいの価値になると思うぜ。服なら燻製が4つ必要だ。髪を切るなら2つとちょっとかな。ま、腐らなければいいな。君の今の若さの価値を3年後まで保存する方法?この貝殻にその価値がある?は?何言ってんだお前?」

そんな道具があったらただただ、便利ですよね。
70億もの人類が全員、お金に同じ価値を感じてるんです。

すっごく便利ですよね。

この概念の開発はドラえもんがポケットからいつものように出す道具よりもかなり高度なことやってると個人的に思います。

だって70億人が全員同じことを資本主義として信じてるんです。

つまり、他人が初対面のあなたに協力してくれるのは、あなたを信用しているのではく、あなたの持っているお金を信用して取引してくれるのです。

あなたが相手から信用できる人であれば、

「この商品すごい。〜できる。本当は10万だけど、9万円にまけておくよ。」
信用(1万)+お金(9万)=価値(10万)

と言われるでしょう。

しかも相手は信用できるのでほぼ疑わずに短時間で取引できます。

あなたが信用できなければこう言われます。
「この商品は〜で〜で素晴らしいです。これができれば〜です。10万円です。」
信用(0万円)+お金(10万)=価値(10万)
信用できないので、相手も説明を丁寧に嘘偽りなく務めます。

さらにあなたも相手を信用していないので交渉は長時間続く場合が多いです。

信用は短時間に交渉する役割もあるようです。

話を戻します。

重要なのは、お金は信用ということです。
つまり、信用があれば、大金を扱えます。

お金があったら、「何でもできます」よね。

大きなイベントなど面白いことやったり、大きな企画を立ち上げたり、欲望のままにしたいこと。やりたいこと。

何でもできます。

・・・ん?

信用=お金 なら。

お金がなく信用だけでも、「何でもできる」じゃないでしょうか

さて、信用はお金に変換できることは先ほどの例でわかっていただけたと思いますが、お金で信用は買えるのでしょうか?

さて、これは買えるというのは本質的には間違いですが、現代では正解のルートでもあります。

というのは、現代の社会は情報があふれすぎています。

健康になりたいので、健康サプリを例にして考えてみましょう。

「健康になれるサプリ欲しいな。スマホで調べるか。Googleさん教えて!」

Google「サプリAは〜〜効果。サプリBは〜〜の効果。」

「ふむふむ、なるほど。健康は大事だしな。もっと念入りに調べよう。科学的根拠や見るのは面倒すぎるな。他にはどんな情報や比較があるんだ?」

ー1時間後ー

Google「サプリGは〜〜。AとFを比較してみた。コスパがいいのは商品H!。」

「うーん。いろいろあるのね。よくわからないことがわかった。また今度調べよう。Youtubeで休憩するか。」

Youtube「サプリはサプリJに決まってる!使ってみたけど最高!理由は〜」企業からお金もらって宣伝してる。

「あー。よくわかんない。情報が多すぎる。わかんないけどこの人が紹介するから買おう。だってこの人カッコいいし、健康的だし、イメージがいいからこの人を信用しよう。顔がないネット記事より信用できそう。科学的根拠?メリットデメリット?そんなの関係ない。私はこの人を他の人を誰より、何より信用してる。それだけで理由は十分だ。」

このようにして、信用できるからその人から買うんです。

「おいおい人類、それ、不合理すぎるのでは?」と疑問に思ったのではないでしょうか。

その通りです。人間は不合理なんです。

心理学を学習して分かるのは。人間は合理的に動く生き物ではありません。

人間社会にインターネットが登場して30年程度ですが、短期間ですでに情報がありすぎるんです。

情報がありすぎて、直感的な古臭い知能システムで動く私たちは、新しいシステムの科学的根拠や、論理的推論がまだ苦手な人類なんです。

インターネット「30年前に生まれました。よろしくお願いします。私たちが人類をリードします。私に合わせてください。きっと今より素晴らしくなりますよ。適応してください。あと数年で人類よりも莫大な富を生むでしょう。それは人類のために。」

人類「え?役に立つのはいいけど、30年でインターネットに適応しろって?」

「えーとね。インターネットさん。こっちは600万年人類やってるんです。ジャングルで599万年。そして1万年前に農業を始めました。」

「やっと1万年もかかって最近やっと農耕時代に適応できたんです。それで大繁栄したんですよ。すごいでしょ?ちょっと前に科学を発見したし、130年前に工業化したんだ。でも実はね。この辺から知能的にはもう辛かった。それでも分業化して何とか頑張ったんだ。」

「それで、たった30年でインターネットで信用や情報の革命?もう無理。もう追いつけない。それは無理だ。」

「私たちは599万9970年で現代に適応した知能レベルなんです。生物の知能は世代交代(進化)しなければアップデートできないと、この間数十年前に科学で分かったし。遺伝子を現代の私たちの知能でアップデートさせなければ、進化論的に本当に不可能になってると科学で分かってきた。地球もまだまだ大丈夫とは冗談でもいえないレベルになってたしね。私たちの認知レベルは信じたくないから事実を曲げて真実にすることも科学で嫌になる程わかった。知能の上限がきて技術が止まれば人類絶滅の可能性も実は少し隠してる。科学でもたくさん理由があって、実際よくわからないことにしてる部分も・・・ちょっとはあるしね。」

「そんな私たちは自分で作ったこの世のシステムに何が起きてるかわからないんです。地球環境どころか、毎日見て使ってるスマホだって私は中身の説明が一つだってできません。」

30年前のインターネットの登場の情報化社会で何が起きてるかわからないんです。だから、今までの599万9970年にやっと適応した知能レベルなんです。今まで通り、信用できる人(わかってるように見える人)に頼る。それが私たちの知能レベルとって一番都合がいいんです。」

そして、人間の知能は心理学の単純接触効果で、一度みたもので好感があるものは親近感を覚えて好きになってしまうようです。

さらに心理学のバイアス(偏見)コンボは続きます。

好きになったものは私たちの知能は全てが良く見えるようになってしまうようです。

バイアスにかかった人「好きな相手ができたんだ。彼女は全てが良い。本当に完璧人間だ。」

友人A「そうなんだ。告っちゃいなよ。(俺は普通に見えるんだけどなぁ)」
友人B「あー確かに。彼女はすげー完璧だ。(まぁ。彼女は普通だよな)」
友人CDEFG「いいね!(彼女は普通だ!)」

このように人間の脳の認知システムの心理はバイアスという自分では絶対に気がつけないトラップが仕掛けられています。

さて、話は戻します。
Q.お金を配ることで、信用は買えるか?
A.買える

これは単純にいうと、

インターネット社会で情報が多くなりすぎた
→信用できる情報が多くの人がわからなくなった。
→今までの600万年の認知システム通り、信用できる人を探そう
→顔が出てるしYoutuberはネット記事より信用できそう。
→この人を信用しとこう。

お金を配る企業が何をしているかというと、これとは少し別でお金を使える戦略をとっています。

今まで通りのお金を使った単純接触効果による宣伝です。

彼らはお金で知名度を上げる能力を持っています。
そうすることで〇〇企業の〇〇さんが有名になります。

企業と、人に信用が集まるようになるのです。

情報が多すぎる時代では明確な信用先がありません。
なので、今まで知ってるところが有利になるという構造です。

よく似たCMのやり方はこうです。

CM「〇〇のお菓子はうまぁい!♪」

私「〇〇のお菓子はうまぁい!♪」

私「あのCMの歌いいよなぁ。コンビニにきたよ。あ、あのCMの商品があるなぁ。なんかよくわからんけど、でも買っておこう。」

客観的に見て不合理ですが、無意識でそうしてるんです。
私たちは今までみたもの知ったものを選びやすいのです。

彼らは、お金でCMをして、単純接触効果で好きになってもらって、買ってもらうんです。

これが「お金を使った今までの企業のやりたいことです。」

そして、少し深掘りすると、今まではそれでお金を手に入れる構造でしたが、今度はまた違う構造になるかもしれません。

それは、銀行などにしかできなかった未来の信用を現在のお金に変換するという方法を、個人を銀行にして、多くの市民から未来のお金を前借りするのかもしれません。(個人の想像です。)

国家はお金の価値を認める場所です。つまりお金の信用を作る。お金を作る場所です。

国家を全員が認めています。
国はそのお金で治安維持したり、国民の幸福になるシステムを作ったりしてます。

ですが、国家よりも企業の方が私たちに幸福になれることをしたらどうなるでしょう。

そして、企業がお金を作り、そのお金を全員が信用したら、どうなるのでしょう。

国家と企業が同じ立ち位置に入り始めました。

日本政府「国民の生活を豊かにします。」

Google ,Apple,facebook,amazon「あなたの生活を豊かにするサービスを提供します。」

あなたなら、どちらが信用できますか?
どちらにお金を払いたいですか?

事実的に警察に頼らずに治安維持できたら、国家が必要でしょうか?

企業が3Dプリンタで建物を作ったり、介護ロボットを作ったり、福祉施設を立てたり、道路(空飛ぶかも)作ったり、コミュニケーションする場所を作ったり、図書館(ネットの情報)を作ったり、法律(常識)を作ったりしてくれたらどうでしょう。

国家がやることを企業が変わる時代で、それでも今まで通り、命より重いお金を国家に預けますか?

人類としてはそんな地球規模の統一の革命期かもしれません。

ー100年後ー

地球統一国家「へー。100年前の人間って、国っていう別々の概念があって、常識が合わないから戦争してたんだね。人類で同じだし協力したらよかったのにね。」

さて、最近の人類の出来事としては、信用を得るために企業が試行錯誤している結果だと思います。

「お金を配ります!信用してください!〇〇企業の〇〇です!単純接触効果で好きになってね!」
これがお金を配る企業がしていることです。

情報が多すぎて信用の整頓がされていない今なら使える戦略です。
とはいえ、そんな企業を本質的な意味で信用できませんよね。

今ならまだ、情報の信用できる優先度がGoogleもまだアルゴニズムが最適化されていないので使えます。

現在であればガシガシお金を配る戦略が正直いいと思います。

本質的にはどこも「情報が多い現代で信用が欲しい」んです。

おそらく、今後の展開としては、信用がある=何でもできる。
なので、規模の大きいこと(大多数の人類規模のこと日本国というグループの我々、仲間、なら1億人規模のこと)をしたいので、その前の環境を整えているのではないでしょうか。

さて、まとめると お金(貨幣)<信用 になってきた。
それはインターネットのおかげってことです。

お金は何でもしてくれる最強の存在として日本に住む我々は強く信じていますが、次の時代には少しばかり環境に厳しいかもしれません。

今のうち、多くの人の長期的な信用を積み上げることがあなたの人生の選択肢を増やすかもしれません。(もしかしての話です。未来は予想できません。)

信用の増やし方は今まで通り、「人類に価値がある。新しいことをやる。継続する。」これが最低条件だと思います。

個人的には「一つのことだけを掘り下げまくるより、複数のことをやってアイデアの掛け算」も重要な少し未来のキーワードかもしれないと私は思います。

スペシャリスト(3Dのプリンタだけ知っている人)より、
ゼネラリスト(3Dプリンタ、農業、心理学を知っていてそのアイデアを組み合わせた出せる人)

久々にかなり、長かったですがここまで読んでいただきありがとうございます。

人類ってすごく面白いですよね。
個人としては愚かながらにもそれが集まり集団として頭がいい生物に出来上がったのが人類みたいです。

これらの思考は全て優秀な人が書いた本から得たアイデアを噛み砕いた結果です。

自分でこんなこと考えることができたから、人生が豊かになったと実感できます。
思考こそ生きる意味なのかもしれません。と思えてきます。

最近わかったのは、人間は情報には価値を感じにくいみたいです。
考えてみたらその通りで、情報は信用できる人から無料で教えてもらっていたのでしょう。
価値を感じないのは今までずっと600万年間、情報無料キャンペーンをしていたからです。

今は無料の情報は時間を無駄にするどころか、マイナスに働く可能性だってあります。(お金が欲しければ、嘘でもみんなが欲しい情報を与える。それが資本主義が生み出した情報の悲劇です。)

信用できる情報だけを選択した方がいいと、主観的に思います。

今回の思考の3つの参考書

人間が知っているつもりで、何も知らないことがわかります。
ソクラテス的な考え方を科学で証明して分かりやすく書いてくれています。

ソクラテス「私は1つだけ知っていることがある。それは私が何も知らないということだ。君は何でも知ってるんだろう?ふむ、それなら、君は間違いなくバカだ。優秀な人が知っていること、それは自分が愚かということだ。」

お金持ちのことがわかる本です
99パーセントに適応されている貧乏ルールと、1パーセントに適応されている金持ちルールがわかります。

金持ち「常識?それは貧乏人を作るために、金持ちが作ったルールだよ。知らないのかい?金持ちには金持ちのルールがある。あ、君は・・・まぁ貧乏人でいてくれたまえ、私にとっては都合がいい。この本以外では私に都合が悪いので教えない。当たり前だろう?無料でお金持ちになる方法を他人に君は教えるか?」

私たちは人類の3つの絶滅の状態を迎えています。

「核戦争、生態系の危機、技術的破壊」

どれが最初に人間を絶滅させるでしょうか?
ユヴァル・ノア・ハラリ「調べてみたらさ・・・人間全滅するわ。冗談抜きでマジでやばい。そろそろ人類はマジで死ぬ。死なないための唯一の解決方法かいとくね。人類最後の君たちの健闘を祈る。」


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