映像制作のシラバス

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天才しかいない世界

僕の仕事は、依頼主が世の中に伝えたいことを映像で表現することである。

ちなみに、映像表現の立案で悩むことはない。勿論、とある映像表現に対する評価は個人の好みで決まる側面もある。とはいえ視聴者とは個人が多数集まったもので、その時点で局所的過ぎる偏りは消えるので、全体的な好みの傾向は予想の範疇に収まる。その傾向や自分の得意技を踏まえた上でのA案、B案、C案を考えるのは難しくない。

難しくないが、そ

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スキありがとうございます。ちなみに僕は欅坂46がスキです。
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橋を作るために谷を掘る、という話

森博嗣という、鉄道模型を趣味にしている作家がいる。自宅の広大な庭(彼は非常に裕福である)に庭園鉄道を走らせているのだが、鉄道模型用の橋を作りたいのでまず谷を掘った、と本に書いていた。僕はそれを読んで感動したので、とある友人に電話でこの話をした。

その友人は少なくとも森博嗣と同程度には天才なのだが、僕の話を聞くと黙り込んでしまった。電話の向こうで声を殺して泣いているのだ。でもこれだけを聞かされても

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CGは実写を超えるか

このテーマを、将来的にどうなるかで考えると「超える」という答えしか出ない。その際用いる比較の軸がなんであれ、その全てに於いてCGは実写の上位互換になる。

そこで現在の状況を比較すると、なんとなくの印象としては「超えていない」と感じる人が多いのではないか。例えば海外製の写実的なゲームのグラフィックはどんどん実写に近づいているが、それでも尚歴然とCGだからだ。

よって上記2つについて書いてもあまり

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ほう、こんな記事にスキするとはあなたもナカナカですね・・・
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日本のアニメは何故ハリウッドに負けないのか

先日「ハリウッドのCGは何か凄いのか」を書いた。ハリウッドのCGが他の追随を許さないのは事実なのだが、それはあくまでもフォトリアルな表現に於いてだ。写実性や映像の整合性をひたすら追求する競技では彼らは最強なのだが、その競技で優勝することが本当に観客の幸せなの?という、不思議な疑問を持つ人々がいる。それが日本のアニメ制作者だ。

ここで「日本」を持ち出すのもどうかと思うのだが、そのような独特のアプロ

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ハリウッドのCGは何が凄いのか

一昔前までは、ハリウッドに較べ邦画はイマイチと言わていた。昔からアニメは少し別格だったが、近年は実写も元気が良い。成功の一因はハリウッドに追従せず独自の価値観を貫いたことだろう。

これは勿論素晴らしいことなのだが、しかし多様性が花開く映像業界にあっても比較的一本化された価値観が存在するジャンルもある。例えばフォトリアルなCGがそれで、作品全体としては素晴らしくてもCGだけはハリウッドに及ばない、

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クリエイターは、楽しんでナンボ

僕はかれこれ20年以上、フリーランスの映像クリエイターとして仕事をしている。お陰様でコロナ禍にあっても忙しく、持続化給付金の獲得に向け可能性を模索するもその余地がなかった。そのように仕事ができているのは勿論仕事関係者の皆様のお陰である。自分としてもそんな皆様の、ひいては社会の役に立ちたいと当然ながら思う。

そこで、映像制作に関し自分が学んだこと、考えたことを「映像制作のシラバス」というマガジンの

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ありがとうございます!何でも好きなものを自費で買ってください!
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