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サンリオとの出会い~前夜~

僕、平井"ファラオ"光は今サンリオに人生を狂わされている。

キティちゃんやキキララちゃんやマイメロディちゃんといった、子供の頃から既に知ってはいたあのフワフワしたキャラクター達の魅力に、34歳にしてとりつかれてしまったのだ。

ちなみに僕の現在の年齢は34歳。つまりサンリオにハマってまだ1年も経っていないことになる。昔からのサンリオファンの方々からすればまだまだヒヨッコのようなものだと思うが、サンリオが好きだという気持ち、熱量に関しては間違いなく本物で、少なくともサンリオに関する知識という点ではお笑い界、いや芸能界で見ても僕より上はいないのではないかというところまで来てしまっている。

僕がサンリオにハマる前から僕を知っていた人はさぞかしビックリしたことと思う。当然周りの芸人も皆ビックリしていた。サンリオ側もビックリしたかも知れない。

僕もビックリした。

自分でもまさかこんなにハマると思っていなかったから。

ではそもそもなぜこんなに急にサンリオにハマることになったのか。これまでいろいろなところで何度も聞かれたことだが、ちょっとした理由によりあえて言ってこなかった部分もあるので、そのあたりもこの際なので全て正直に書いてしまおうと思う。(本当にちょっとした理由だが)


そもそもの始まりはある一人の男の言葉から。

「ファラオさんがサンリオ好きとかだったら面白いんじゃないですかねえ」

飲みの席でそう語るその男。長身、金髪、真っ赤な服、筋肉。個性を売るコンビニがあったら一棚丸々買い占めたかのような情報の塊。

その名も金子和令(別名インテリマッスル、クイズ筋肉、赤プロテイン、美輪明宏、カズレーザーなど)。

それを言われたときは「なるほどねえ、まあ確かにねえ」くらいにしか思っていなかった。

それまでの僕の趣味、趣向といえば、ハードロックやローリングストーンズなどの古いロック、絵画しかも主に日本画、エジプト考古学といった、はっきり言っておジイ臭い趣味しかなく、感覚レベルがおジイと互角であることは自覚していたので、そのときサンリオを好きになれるとは全く思っていなかったし、好きになれないものを追求するのは苦痛であることはわかっていたので、正直あまり気の進まない提案であった。おそらくカズ本人もそれで僕が本気でサンリオ好きになるとは多分予想していなかったと思う。

ちなみにそのときサンリオともう一つ選択肢としてカズの口から出たのはシルバニアファミリー。

それもそれで面白いとは思う。ただやはりいろいろな角度から見て「やっぱサンリオっすね!」と奴は勝手に結論をつけてくれた。そしてその結論は僕の人生においてひとつの分岐点となるほどの大当たりとなるのである。

それだけのことだ。このふとしたカズの思いつきによって僕の人生は変わるのである。そこからサンリオとの衝撃の出会いに関しては次回詳しく書くとして、それならなぜカズの助言をきっかけにサンリオにハマったことをこれまで他で言ってこなかったのかというと、このいきさつを話せばおそらく「結局ビジネスかい」と思われてしまうからだ。

確かに上記の通り入り口としてはビジネスだった。しかしその後の僕のハマりようは間違いなく本気で、ツイッターなどを見てくださっている皆さんにはこの熱が偽りのものではないことはきっと伝わっていると思う。そして初めの頃はビジネスだろうと疑ってきた周りの芸人も、口を開けばサンリオの話ばかりするようになった僕を見て今じゃ僕が本物のサンリオ狂いであることを認めるようになっている。だからこそ今なら正直に全てを言えると思い書かせていただいた。

ただこれもまた正直に言うと、ビジネスにつながればいいという思いが完全にないというのは嘘である。だって好きなことが仕事になり、それでお金がもらえるならそんなに嬉しいことはないから。そうして稼いだお金でよりたくさんサンリオのグッズを買えたり、サンリオのいろいろなイベントに行く資金にもなる。最高の好循環である。そして何より仕事になるということはこんなに好きなサンリオの魅力をより世間に広めやすくもなるということだ。今僕は本気でより多くの人にサンリオの魅力を伝えていきたいと思っている。特に男子には(ここらへんについてもいずれ詳しく書きたいと思う)。昔から音楽にしても何にしても、自分の好きなものを他人と共有したいという願望は強い方だったので、この気持ちに全く偽りはない。

そういうことで、ふとしたことではあったが、サンリオと僕をつなげるきっかけをくれた美輪明宏には心底感謝している。

サンリオに出会えて本当に良かった。

次回は衝撃的なサンリオとの出会いについて。良かったら読んでね。

気が向いたらお願い致します。サンリオ資金にさせていただきます。