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教育?

茶髪の件は元々黒髪だったと裁判所が言うならそれはそうなんだろうと言うことで、まあぶっちゃけどうでもいいと思う。ファクトがどこにあったのかだけだから(そもそもなんで最高裁まで戦ってるんだろうとか謎はあるけどそれもどうでもいいや)。

でそんなことよりさ、一連の判決をめぐる話題でこう言う話が出てることに「本当に自分は令和に生きてるんだろうか?日本がダメなのはこう言うことをまだ平気で言える人たちが『教育』に関わってるからじゃね?」って思って、ものすごくガッカリするし暗い気持ちになる。昭和では以下の考え方は普通だったと思うけど、考え方が昭和のままなのがヤバい。

●一生徒の素行によって学校全体の信頼を下げる
●学校には学問だけではなく人格形成という内面的なものも求められる
●社会に出た時に困らないように組織のルールに従わせることも教育

まず一生徒の素行だけで「あの学校は」って言われるなら、そう評価してる側を「なぜ一生徒で全員を判断するんですか?そういう社会でいいんですか?」と責められるべきは「わたしはあなたの学校を信頼しない」と言っている側だ。また校内で「1人のせいで全体が」と危惧している先生や学校関係者がいたら「極論を言う人間」として問題だろ。

髪の毛の色は染めていようが染めてなかろうが人格形成にも内面にも関係ない。例えばグレて茶髪になっているとしたら、グレている理由があり、それは親子関係かもしれない。であれば人格形成に影響をしてるのは親の問題であり、そのことを誰かに伝えたくてグレて髪の毛の色を変えることでSOSをだしている。もしくは単にオシャレでやってるだけなら、別に人格形成に問題ないし取るにたらないことなのでやっぱどうでもいい。髪の毛の色なんて表面的なことを正すことで内面を正せると思うなら、その人のそんな薄っぺらい人格に問題ありでしょ。

「社会に出た時に云々」の大半はクソルールだし、むしろこう言うことを頭ごなしに大した分析や論理もなく「社会じゃ通用しないぞ!」とか言う人たちが大勢排出されたことが社会としては最低であって、ろくな世の中になってないかなりの理由はお前らのせいだぞ。お陰でめちゃくちゃじゃねえか、どうしてくれるんだよー。

なーんてことを思って、2〜3分イライラした。

でもそんなことここに書いてても意味ないので、僕はこう言うくだらないこと言うような人がひとりでも少なくなるように、もし今の子どもたちがそう言う境遇に置かれてたら「そんなクソ大人は無視していいんだよ!」って言ってあげたいなって思った。身近な人たちの話を聞いてると学校行かないって思う子のほうがまともだと思うことが多いもん。不登校する側は大変だろうけど、無理して行かなくていいと思う。不登校がんばれー。もっとネット上にそういう子の「居場所」を増やさないといけないよね。イジメ空間としてのネットじゃなくて、安心して集まれるネット上の「場」。

つまり今もほとんどの日本の学校は「昭和の価値観」なんだよね。現代人は小中高大を経由して大人になるわけで、そこに社会の問題の全てが詰まってる以上、そこに手をつけないとどうしようもないよね。だから僕は学校から何か頼まれごとされたら余程のことない限り断らないことにした。

そんなわけで直近では来月九州大学で講義やるんだけどとても楽しみなのです。小中高生とかとも何かしら関わり持てないかなー。ワクワク。

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