作家の晩年と人生哲学を探る:「死をポケットに入れて」ブコウスキー読書感想
作家、チャールズ・ブコウスキーの「死をポケットに入れて」を読んだ。
ブコウスキーが亡くなったのは1994年3月9日。この作品は、1991年8月28日から1993年2月27日までの間に書かれた33日分の彼の日記である。しかし、実際は日記というよりもエッセイのようだと訳者あとがきには書かれている。確かに読んでいると、書くことについてやこれまでの人生について振り返っていたり、短編小説を読んでいるような面白いエピソードもいくつか書かれている。
文庫本としては、薄い230ペー