おすすめの京都②「心地よい本屋」
京都在住の大学生が、おすすめするお店。
今回は、誠光社を取り上げる。
誠光社とは、河原町丸太町を少し東へ行ったところにある本屋である。
この本屋のおすすめポイントは「いい意味での狭さ」である。
店舗は、コンビニより小さい。
しかし、この狭い店舗には、店員さんのセレクト本が、ぎっしり並んでいる。
京都で、セレクト本のお店といえば、一乗寺にある「恵文社」を
思い浮かべる方もいると思うが、その恵文社で店長をされていた堀部さんが
新たな試みとして、始められたお店である。
一乗寺の「恵文社」は、そこそこの広さで、
ひととおり本を見て回るとおなかいっぱいであるが、
誠光社は、かなり狭い店舗のため
お店を何周もしたくなる。
「棚から見落としてる本はないかな」と、何度も見てまわり、
同じ本棚から、たくさんの発見がある。
これこそが、私が誠光社を気に入っている理由である。
また、狭い空間であるが心地良い。
例えば、この店舗に4、5人のお客さんがいると、
かなり混んでるという印象である。
しかし、お互いがお互いの気を遣いあう。
ぶつからないようにすっとよける。歩くスペースを作る。
これが、静かな店内で当たり前におこなわれる。
この暗黙の了解が、この本屋さんの心地良さなのではないか
思っている。
最近の、大型店舗の本屋では、
「広大な店舗に、カフェも併設していて、1日中いれる!」
といったことを宣伝しているが、
誠光社の近辺には、1日中いれる街がある。
カフェや、生活雑貨のお店、銭湯などが近所にあり、
また鴨川にもほど近い。
とても気分よく過ごせる街である。
ぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。
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