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コミュニティの中でこそ自分らしくあれる(2020年9月6日)

宮崎市のシェアハウス「seekbako」にお試し入居して6日目の朝を迎えた。

ここは最低限の生活を保障する「ベーシックリビング」という概念を提唱し追求しているシェアハウス。住人は生活費(家賃・水道光熱費・ネット代・食費)0円で暮らせる基盤を目指しているとのこと。

ここにいると、生活することそのものが楽しい。

夕方、2000年代の洋楽をBGMに、夕飯の支度が進むトントントンという包丁の音を聴いているとき。にんにくを油で炒める香りが部屋に充満するとき。

「あー、幸せだな。」と感じる。

お試し入居をはじめた翌朝、目覚めたときには、一つ屋根の下に誰かがいるという安心感を感じた。これがよい。とてもよい。

リビングで住人といるからと言って特別何を話すわけでもない時間もあるのだが、話さなくていいことを許されていることが心地いい。無理に「何か話さないと。」と思わなくてよい安心感。

昨日は夕飯準備時にめずらしく住人全員が揃った。手分けして夕飯の準備をして、「あー、生活するのが楽しいってこんなことを言うんだ。」と思った。

夕飯後、台風が近づく中で、大きなスクリーンに映して映画を見、感想を言い合ったり。

私はコミュニティの中でこそ自分らしくあれるのだ、と確信を持った。文章を書いて、信頼できるコミュニティの中で生きていられれば、おおむね私は幸せで、満たされる。そこからはじめて生まれてゆくものにこそ興味があるんだ。

しばらく、このシェアハウスへのお試し生活と延岡での生活の両方を続けてみようと思う。それできっと大事なことが見えてくる、そんな気がするのだ。

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