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先生と家庭(親)の「信頼に基づく協力関係」を築くために必要なことは?

前回の記事で書いてみたことの深掘りをしてみようと思います。

どうして深掘りしようと思うかと言うと、

先生と家庭(親)の「信頼に基づく協力関係」ができ上ると、
親自身がとても楽になるし、
それ以上に
子どもが生きやすくなるからなんです。

親の願いも先生の願いも
本質的には同じです。

「できるだけその子らしく学習・生活することができる」
と言うことですよね。

そのために、大人が知恵を出し合って
その子だけでなく、クラス全員のことも考え
できるだけのサポートをすること。

そういった目標をもって
先生と家庭(親)が話し合えたら
すべての子どもにとって
素晴らしい学びやあたたかな配慮を
届けることができるのではないかと思うのです。

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まず「信頼」とは
相手の人柄や行動を信じて頼りにすること。
信頼は、相手の振る舞いやコミュニケーションに対する安心感から生まれます。参照:すぱいす公式

「協力関係」とは
力を合わせて、努力してことにあたる関係。
協力関係は、 パートナーシップやコラボレーションとも 言い換えられます。 これは同じ目的のために 対等の立場で相互作用を起こし、 個人が持つ能力以上の成果を 出すという意味です。
参照:Linkedin

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では
「信頼に基づく協力関係」を築くために必要なことについて
具体的に考えてみたいと思います。

私がママさんたちからお話を伺っていると
先生に対して信頼できていない場合が多くあります。

それはどちらがどうということではなく
「先生」と言う肩書(職業)に対して
純粋に思込みがあったりする・・
そういったことも影響しているのかな・・と
感じています。

それは、先生にも親にもです。

あなたはどうですか・・?
「先生」と言う言葉からどんなイメージが浮かびますか?

私はどうしても
「先生」って優れている・・とか
「先生」はちょっと苦手・・
「先生」は厳しい・・と言う思い込みがあったりします。

又先生にも、
「先生」だからしっかりしないと・・とか
「先生」だから自分の意見を解ってもらいたい・・
「先生」だから経験がある・・と言うような
無意識の思い込みがあったりするのではないでしょうか?

これ私の思い当たるイメージなので
違うと思われる方もいると思います。
ですから、
別の見解を否定するするものではありません、
あくまで例と言うことでご理解ください・・m(__)m

そんなお互いの無意識が働けば働くほど
「信頼」からは遠ざかってしまうと思います。

加えて、親の方には
「うちの子が迷惑をかけてるのかな‥」
「先生から何か注意されるかな・・」と
とても後ろめたいような・・
罪悪感のような気持ちが渦巻いています。

そして先生の方には
「クラス全体を見て指導を行わないとならない」とか
「一人だけ特別扱いは難しい」と言う
全体から見た意見、今までの経験からの考えがあったりします。

両者ともに思い込みが強化されて
相手の立場を思いやるという視点
は持てないように感じます。

これでは「信頼」には程遠いわけです。
信頼には安心が欠かせません。
安心には
自分のコトをそのまま受け容れてもらえるという前提が必要です。

ですから、親も先生も
それぞれが現状を相手に伝え
現状を知ってもらったうえで
お互いの出来ること・出来ないこと
お互いの譲れるところ・譲りにくいこと
そんなすべてを広げて安心することができたら

そこに信頼が生まれて
困難があっても相手を思いやる、思いやろうとする
そんな気持ちが生まれてくるのではないでしょうか?

そして
相手をよく知って思いやろうとした時
その人の力になろうと思えると感じています。


その子のために何ができるか・・
その子が学び・暮らしやすくするために取り組めることは何か・・
1人のためにが、みんなのために・・(Prototype for One)
同じ目的に向かって進んで行けるわけです。

それこそが協力関係であり、
協力関係が築けることで、
子どものへの配慮や支援も、格段に前に進みやすくなります。

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最後に
「結局何が必要なの?」ということですが、

「相手の話をよく訊く・聴く」

ということなんです。
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だから先生にこれはお願いです!

家庭(親)との面談の際は
とにかく先生が話を訊いて(尋ねる)聴いて(身になって)
欲しいのです。
要望としては、対等な立場でお願いできたら最高です。

そして家庭(親)も同じです。

先生の置かれた立場や状況を
訊いて・聴いてみましょう。


そしてこの対応を
子どもにも同じようにできたら素晴らしいと思いませんか?

大人も子どもも、
「信頼に基づく協力関係」を築いていくことで
意識が変わり、社会が変わると思います。

新しい価値観が当たり前の社会になることを目指して
私は私の思いを伝えていこうと思っています。


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