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逆境時の心の持ち方と倒産回避に向けて【人物4コマ図鑑】

 今回の『人物4コマ図鑑』は元スーパーやまと社長の小林久さん(以下、小林さん)です。2001年、先代からの赤字経営を引き継ぎ「破綻スーパー再生」を軸に短期間で業績を回復。その経営手法は 2010 年度中小企業診断士試験の事例問題として出題。しかし 2017 年 12 月 年末商戦を迎える最中、信用不安による主要取引先からの納品ストップによる営業停止から倒産。
 現在は業績不振に悩む全国の経営者や若手起業家に向け、自身の体験から学んだ逆境時の心の持ち方、倒産回避の手法等を伝える経営セミナーや個別相談で、悩める人たちに明るく寄り添っています。今月noteも始められています。実は、経営者や起業家だけではなく、我々サラリーマンにも多くの学びが得られるのでは。この記事は小林さんを知って頂く最初のステップ。一緒に学びましょう!

Step.1:人物4コマ図鑑で概要を知る

 詳しくはホームページ等、小林さんから発信されている情報がありますので、私は最初の導入部分のみご紹介します。今から5年前、2017年12月に倒産した元スーパーやまとの社長。引き継いだ赤字経営の会社を経営再建し、その経営手法は2010 年度中小企業診断士試験の事例問題となっています。

図①:元スーパーやまとの社長の小林さん。

 小林さんが先代より引継ぎ、社長に就任したのが2001年。当時は資金ショートの危機に瀕しており、小林さんの社長就任を条件に融資すると、某銀行の支店長が約束・・・いざ社長就任すると「私の一存ではどうにもならない」とまさかのハシゴ外し。当時の怒りをパワーに変え?この後、スーパーやまとは数々の経営再建案に着手していくことになります。

図②:社長就任早々、銀行の支店長からまさかの「ハシゴ外し」?!

 着手した経営再建。その経営手法は2010 年度中小企業診断士試験の事例問題に取り上げられるほど。経営陣のスリム化取引先の見直しと、矢面に立たされる改革を進める一方、「高齢者にも優しい経営」等を始め、小林さんご自身が「早すぎたSDGs」とも振り返っています。

図③:経営手法は2010 年度中小企業診断士試験の事例問題に取り上げられるほど。

 しかし 2017 年 12 月 年末商戦を迎える最中、信用不安による主要取引先からの納品ストップによる営業停止から倒産。これから丸5年経った現在は業績不振に悩む全国の経営者や若手起業家に向け、自身の体験から学んだ逆境時の心の持ち方、倒産回避の手法等を伝える経営セミナーや個別相談で、悩める人たちに明るく寄り添っています。

図④:小林さんご自身の体験から学んだ、逆境時の心の持ち方等はnoteでも読めます。
図⑤:これまでの①~④の4コマをまとめてみました。

Step.2:試験(理論)と書籍(実践)を比較

 このStep.2をじっくりやるには時間が掛かるので、いったんは添付資料はざっと眺め、次のStep.3に進まれることをおススメします。もしStep.2の資料をじっくり読まれるなら、そのまま中小企業診断士第2次試験の事例Ⅱ(マーケティング)の対策になります。
 まずは試験問題を見てみましょう。特に難しい経営理論のことは考えなくて大丈夫。「頭の体操」だと思ってご覧ください。

 次に小林さんの著書『こうして店は潰れた~地域土着スーパー「やまと」の教訓~』同文舘出版(株)、2020年9月14日になります。小林さんより好意で転載の許可を頂きました。ぜひ先ほどの試験問題と読み比べてみてください。生の経営者の声が記述されており、とても勉強になります。両者を比較することで、理論と実践が学べて興味深いです。

Step.3:小林さんのnoteで交流を楽しむ

 新聞、書籍、講演・・・様々な媒体がある中で、SNSはリアルに記事の著者と交流できる媒体です。中でもnoteは「やさしいnoteの街」とも呼ばれるので、小林さんからの情報発信の目的である「自身の体験から学んだ逆境時の心の持ち方、倒産回避の手法等を伝え、悩める人たちに明るく寄り添う」ことにピッタリ一致していると思います。

図⑥:朝日新聞「ひと」2020年8月30日より

 他のSNSに見られるような”ギラギラとした胡散臭いマネタライズの話”はnoteのコミュニティでは基本聞きません。「やさしいnoteの街」で小林さんとの交流を楽しまれることをおススメします。もし皆さんが「経営学以外の分野」で小林さんにアプローチするのも、個人的には全然アリでは。音楽、絵画、文学など分野を問わず交流できるのもnoteの良さだと思います。

Step.4:縁があれば講演のご依頼も・・・

 縁があれば講演のご依頼も受付け、オープンにされています。各種団体の青年部・女性部、金融機関からの依頼が多いのが特徴とのこと。noteで小林さんとの交流を通じて多く講演に結びつき、活動報告がnote内で共有。「やさしいnoteの街」のコミュニティを構成すれば良いなぁと思います。

 表紙の写真は「大和ミュージアム」よりお借りしてきました。

図⑦:沈没後も多くの人を魅了する戦艦大和。「大和ミュージアム」より。

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>

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