車のハンドルすら握れない状態から、2年で山中湖へ一人で行けるようになった!

こんにちは、ひらきちです。

そういえば昨日、山中湖へ行ってきましたが、
「元々、山中湖でサイクリングがしたかったからドライブを始めた」
というのを思い出しました。

だから昨日である意味「目標達成」!やったー。
15年のペーパードライバを脱して、一般ドライバーになれたと思えました。

ただ、現在は自転車よりも、ドライブ自体が楽しくなっているので目標が変わっているのですが(笑)

どうやってそうなったかの振り返りです。
いくつかのブレイクスルー(?)的な転換点があった気がします。


まとめ

  • ペーパードライバ講習で基本を習った

    • 一人でいきなりカーシェア、レンタカーで練習するのは無謀

    • 誰か一緒に練習してくれる人がいた方が楽(僕はいなかった)

  • ペーパー講習を基に一人でカーシェアを借りて、練習を始めた

    • 街を一周するとかちっちゃい成功体験の積み重ねが大事

    • 車内装置の使い方は徐々に慣れていく

  • いくつかの転換点があった

    • バック駐車にある程度慣れてきたとき

    • 高速で遠くに行けるようになったとき

以下では僕が自動車の運転に興味を持ったきっかけを、ツラツラと思い出に浸りながら書いていきたいと思います。

車の話だけ見たい方は「自動車」の節だけ見てくださいな。

自転車

コロナ禍で移動制限されたのがきっかけ(2020)

最初は移動制限で足が何もなかった(自転車すら持っていなかった)のがきっかけでした。2020年の春頃。

その頃からリモートワークになり、今もずっとリモートが標準化されたわけですが、当時はトイレットペーパも買えないし、食料どうするんだと戦々恐々としたわけです。

とりあえず、食料や日用品はすぐに買えるようになったものの、(特に一人暮らしだと)ずっと家にいると悶々する。

気分転換のために、どこか行きたいなーと思いつつ、歩ける範囲は限界があるので、自転車を買うことにしました。

東京(都心に近い場所)に住んでいると、電車&バスで十分なので、自転車すらなくても住める場所も少なくないので、僕も自転車は持っていませんでした。正確には持っていたんですが、使わなくなったので捨ててしまったんですね。

思ったよりも自転車にハマった(2021)

小学生のころから自転車が好きだったので、まぁハマったのは納得ですが、安物のクロスバイク(2万円)で往復50kmを漕いぐにまで至りました。都内は安全な道を探すのに苦労したものの、どうにか多摩湖までの道を見つけて楽しんだ。そして、それでとりあえずクロスバイクは使い切ったーー感もあり、次にロードバイクを買うことにしました。

ロードバイクは、新入社員の頃から興味があって、Gios Blueの自転車が欲しく、ちょっと高いですが20万円ほどのGios Aironeを買いました。油圧式のディスクブレーキなので、Aironeの中でも高い方だったようです。ただロードバイクの知識は大して持ち合わせていなかったので、高いか安いかもわからず、Y's Roadで買いました。今思うと、ネットで買った方が3~4万円安く買えたよなーーと。下調べが足りなかった。

さて、ロードバイクは納車日に、新宿から自宅まで乗って帰るのが一つのハードルでした。そもそも車道を自転車で走った経験も少ない、新宿のバスタの目の前の車道を通るようなルートで、甲州街道経由で帰りました。ロードバイクは、普通の自転車よりもかなり前傾姿勢になるので、それでなかなか慣れず、漕ぎにくいなと思ったりもしました。

しかし思ったよりもロードバイクを使わず

ただロードバイクは僕の体には負担が大きいようで、思ったよりも使わなかった。やはり往復50km程度が限界。

なぜかというと、うちは家系的に首が弱いから。前傾で漕ぐが、前方も見なければならないので、首の後ろに負担がかかる。そこがうちの家系的に弱い部分だった。すぐに頭が重くなる(頭痛になる)ので漕ぎ続けるのがきつかったです。そこで、ロードバイクの走行に限界を感じたわけです。

そして家の近くは漕ぎ切ってしまったので、改めて乗りたいと思うような場所も少なくなりました。

お、自転車を車で運べば良いのでは?(2021)

ふと雑誌で自転車を車で運ぶ人を見かけました。そうだ、自転車を車で運べば、今まで運転できなかった場所も楽しめるんじゃない?

しかし、僕は15年以上ペーパードライバだったので、全く運転ができなかった。実家に車もないし、実家で運転できる家族もいない、そしてレンタカーは1回1万円以上はかかるし、そもそも事故と遭遇した場合にどうすればよいのかも分からない、そんなこんなで、車を練習できない状態が続き、ペーパーになりました。後は、東京って車の運転難しいのも一因(笑)

バイク(2022)

バイクは全然興味はなかったんですけど、VRの祭典(バーチャルマーケット)でヤマハがバイクを展示していたり、もしくは、SNSで友人がバイクの楽しそうな投稿をしていたことから、バイクに興味を持ったのが2023年。

とりあえず、在宅だし、予定調整をつけやすいので、平日の教習に行って、4か月ほどで中型&大型バイクの免許を取りました。(大型バイクはそこまで取る気もなかったのですが、どれくらい乗り心地が違うのかを知りたく、免許を取ることに。大して違いませんでした(笑)ただ馬力が強力なので繊細なコントロールが必要な点は注意ですが。)

そして、車の時にペーパーになってしまった経験を踏まえ、まずバイクを買うことにしました。レンタルだとハードルが高い。値段もそうだが、お店まで行くのがハードル。(バイクのレンタルはだいたい1日1.5~2万円と、車よりも高い。)

いざバイクを買って乗ると、割とカッコいいと言われることがあるので、ちょっと天狗になっていたのは事実ですね(笑)

おかげさまで公道に慣れて、これが次の自動車につながってくるわけですが、一方で、バイクはなかなかハードな乗り物とも感じました。

  • 二輪なので、四輪よりも、バランスを取る難しさがある

  • 体がむき出しなので、すぐ横の自動車と並走する怖さ

  • 自動車側から無理な追い抜きで怖い思いをしたこともある

  • 他のバイクから割と無理な接近を受けたこともある(バイク同士なのに仲良くなく、なかなかカオスな世界だと思った)

  • しかも大して乗ってないのに何度か危ない目に遭った(1年で1000km未満、乗った回数は30回前後)

  • 荷物を運ぶのが大変

  • 装備が重い

  • 雨風の影響をもろに受ける

  • 夏は暑い、冬は寒い

  • 結果としてかなり疲れる

そういう意味で、バイクは乗る人を選ぶ乗り物だと思いました。自動車が普及するのに、バイクがあまり普及しないのは、ある意味当然だよなとも思います。

ただ、バイクというアクティビティ自体はおもしろいです。僕は公道ではなく、closedな場所で、ウィリーをやったり、テクニックを磨きたいなぁと思う方だったので、公道走行への興味も薄れていきました。

自動車(2022~2024)

そして、やっと登場するのが車です。

カーシェアで怖い思いをした2020年

移動手段を増やしたくて、実は2020年頃にカーシェアに乗ってみました。当時「カーシェア」というものが登場して、家の近くでも、アプリで10分~15分単位で予約・取り消しができて、楽だぞ!と聞いたので早速使うことに。ただハンドルを握れない状態でいきなり都内で乗るのは怖いと思ったので、ごみごみした都会ではなく、埼玉の実家近くで借りることにしました。

しかし!それでも危なかった。いきなり駐車場の縁石で擦るわ、左右にふらふらして安定しない運転だったし、そもそも車載装置を操作する方法すらわからない!周りから見てやばい運転だったろうなと思います。

これが怖い経験として記憶に残ってしまい、しばらく車を敬遠していました。

もう一度チャレンジした2022年(ペーパードライバ講習を受ける)

ただもう一回チャレンジしたいと思って、バイクの教習の裏で、車のペーパードライバ講習を受けることにしました。過去に教習所でペーパードライバ講習を受けたことがありますがイマイチだったので、ネットで探して、専業のペーパードライバ講習会社で、評判の良さそうなところを選び受講することにしました。それが「サワムラガク」さんです。

教え方もとても上手で「以前乗ったカーシェアの怖い運転はなんだったんだ!」と思うくらい、普通に運転できました。見るべき観点を教えてもらうことの大事さを知ります。

そして改めてカーシェアで練習をする(2023~2024)

そして講習からしばらくはバイクの運転で忙しく車にほとんど乗れなかったのですが、2023年になりバイクを手放してからは運転頻度が増えてきました。

実はカーシェアの駐車場は(特に都内だと)難しい場所が多いです。というのも当たり前で、あまり使われていない駐車スペースを活用して利益を出すというビジネスなので、あまり使われないスペース=使いにくいのは当たり前なんですね。

うちの近くの駐車場はこういうのが多いです。

  • 入口が狭い、駐車場内はかなり傾斜がついていて、車を停めると体が左斜めに傾く(腰が痛くなるし、そもそも駐車が難しい)

    • 他の車もまっすぐ停められてないのでそもそも事故リスクが大きそう

  • 車通りの多い道に直づけされた駐車場(車通りの多い道でバックするメンタルタフネスが必要)

  • 人通りが多すぎて、事故を起こさないように車を走らせることが大変な駐車場(駅近く&観光地のど真ん中のため)

  • 駐車場の入り口が劇的に狭く、繊細なコントロールが必要な出入り口(一回オレンジポールに当ててしまいました、ただオレンジポールなので何も破損せずセーフ)

  • 駐車場の形がいびつで停めにくい(入り口も狭い、どこでバックして入れるのか悩ましい場所)

見て分かる通り「ある程度(都内で)車の運転に慣れた人」が前提の場所が多いです。田舎で慣れた人は、狭すぎて怖いから運転しないという話も良く聞きますが、田舎のように広くて人通りや車通りの少ない場所での運転だけに慣れていると結構きついと思います。

ただ、運よく、初心者でも使えるような駐車場を見つけることに成功して、そこで練習を始めました。

  • とても広い道幅の駐車場、車通りも少ない、人通りも少ない

最初は車体感覚を身に着けるべく「同じ車体」を乗り回すことにしました。そこで選んだのが「ヤリス」です。カーシェアの場合、同じ駐車場ならいつも同じ車両を借りられるのがメリットです。レンタカーだと車種を選べないことが多いので、車体感覚を身に着けるためには、カーシェアの方が適していると思います。

また、自分がどんなに気を付けていても、相手の不注意で事故は起きてしまうものです。だから、テクノロジーで事故のインパクトを下げる仕組みが搭載された車を選ぶようにしました。ただ結果論ですが、最近のカーシェアは安全装備も最新のものが多いので、そこまで心配しなくて良いと思います。(ただ、2015~2017年頃の車だと安全装置がしょぼい印象なので、2019~2023年頃の車を選んだ方が良いと思います。)

私のおすすめとしては

  • ヤリス

  • ヤリスクロス

  • 新型シエンタ

辺りが乗りやすかったです。ヤリスやヤリスクロスも、いくつかグレードがあるので「接近時の警報装置」が付いている車種がお勧めです。タイムズだと付いています。(三井のカーシェアーズでは、ヤリスには付いていないので注意です。)

運転は小さな成功の積み重ね

練習はすべて一人でやりました。同乗者はいませんでした。だから、自由に乗れるようになるまでに、かなり時間がかかったのは否めません。可能であれば、運転ができる両親や配偶者に付き添ってもらうのが早いでしょうね。

  • まず駐車場を出すだけ

  • 次に町内を一周するだけ

そんなしょぼい練習から始めました。
一人で練習するので、やっぱりドラスティックな運転(いきなり大通りに出る)はちょっと怖すぎます。

  • 大通りに出てみる

    • まずここで勇気がいる

    • がんばった

  • 大きな駐車場のある場所でバックの練習をしてみる

    • バックができないとどこに行くのも怖いので遠出ができない

そして、ちょっと慣れてきたら大通りに出ることに。大通り(井の頭通り)に出るのは最初は勇気が要りますよね。そして、バックの練習ができる駐車場を見つけたので、そこで何度も練習しました。

なお、井の頭通りは、難易度最高レベルだそうです。それは怖いはずだ。(ミニバンやアメリカサイズの幅だと、車体が道幅をはみ出てしまう狭い道。1800mmを越えると危ない印象なので、シビアな車体感覚が要求される。なお、ヤリスは1695mmなので、ちょっと怖いながらもなんとか走れます。)

  • 高速に乗ってみる

    • これも勇気がいる

バックに慣れてきたので、やっと遠くへ行けるようになります。そこで次は高速に乗ることに。しかし、高速に乗るのは最初は勇気がいりますよねーー。バイク系YouTuberの動画を見て、埼玉県の「サイボクの森」がちょうど良かった(駐車場広い、温泉で休める)ので、そこに何度も行くことにしました。

  • 高速で遠くに行ってみる

    • これでやっと車を自由に乗り回せるようになった

実はこれが大きな転換点になりました。高速で長距離走るのは怖くて、いつも脇汗がすごかったのですが、勇気を振り絞り、少し遠くまで、群馬まで行ってみました。群馬に行った後日、山中湖に行くまでは1か月程度だったので、あっという間でしたね。これが最後の転換点だったと思います。

ただ僕は目が強くないので、目の疲れで疲労感が大きくなるので、往復230kmくらいでも結構しんどいなと思いました。150kmくらいが疲れ的にはちょうど良いのかなと思います。

事故は?

事故という事故は起こしていないのですが、ヒヤリハットは何度かあります。

  • 駐車場のうしろの金属ポールまで車をバックして接触(後ろの感覚があまりないことに気付かされた)※超ゆっくりだったので何も傷はついていないがヒヤッとしました

  • 狭い駐車場のオレンジポールに接触(左折で入ったのが阿保だった、今は右折で入るようにしています、そしたら難なく出入りできるように。左折で入る場合は、一旦バックしないとぶつかりそうになる。ただバックするにもそこそこ人通りと車通りがあるので難しいので、やはり右折が良い。)

  • トンネルで前の車が急に止まり急停車(ちょっと距離が近かった。暗い場所では距離をいつも以上に空けるべしと理解。)

  • 右折のヒヤリハット(見る場所が多く、右折時の右後方の自転車が見えなかったケースが2回、以降、右左折は超気を付けるようになりました。)

実際に体験するのが学びになりますが、学ぶ前に事故を起こしては元も子もないです。ただ事故に至ってないのは、運があるのはもちろんですが、車間距離を人よりも多めに取っているからだと思ってます。

  • 急な発信をしない

  • 車間距離を取る

  • 右左折時の歩行者、自転車に気を付ける

  • 疲れていたら運転を辞める勇気

こういうのは超危ないので特に気を付けています。逆にこれらに気を付けると割とヒヤッとすることも減ったと思います。

しかし疲れが溜まって、少しボーっとしてしまうと、高速で前に追突しそうになることもあるので、疲れを感じる前に休むのも大事です。

また、高速で危ない進路変更をする車や、一本道でめっちゃ迫ってくる車もありますが、そういうのに屈しないメンタルも大事です。電話しながら後ろから迫る車が来た時もありましたが、危ないので横のお店に逃げました。逃げるの大事。どうしても一定数、こういうやばい輩がいるのが公道です。

事故が起きる可能性を下げる運転が素敵。上手な運転って、無理な運転をすることではなくて、綺麗な運転をすること(適切な速度、操作)だと思います。

ふと思ったが

目指すイメージが明確だから、到達できたんじゃないか?と思う。目標となる像大事。

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