4・30日曜-手記⑥-「どうすれば満足するのか」
この頃、というかここ数年仕事のことばかり考えていた。
確かに好きなことを仕事にできたのはいい。苦しくもあるが楽しくもある。ある種の優越感だってある……それは認めよう。
しかしだとしても、本当は許せないことだって沢山ある。むしろ好きでもない職業に就いている人は、そうだからこそ許せるものだって多いはずだ。
……本当に、物事とはそう都合良くはいかないものである。
時々自分に問いかけてみる。
「お前はどうしたら満足なんだ?」と、すると俺は「……」と、熟考する時間に入ってしまう。
(つまらない ただ当たり前の話になってしまうので、今回は、『生活』の事柄は除外する)
「どうすれば俺はおまえは満足する? どんなことをどうしたらいい?」
「……」
どうだろうか……こんなやり取りを自分としてみて、一定の回答を出さなければならないとして、皆さんなら何をどうするだろう。
私は長考して長考するか、本でも読んでみるか、youtubeでも見るか、紙のノートに何も考えずに自分の思考を書いてみるとか、ジムへ行ったり、サウナに入るとか……とりあえず寝る、という選択肢もある。
挙げ句そうこうしている内に、考えていたことを忘れることもあるし、違うことを思いつくこともある。
その度に(ああ、自分の思考でさえ ままならないんだなあ)と、再認識する。その癖ふとした瞬間にガチガチガチっと、今までふわついていた思索が噛み合うことだってある。
その時 何かいいアイディアを思いつけた気になるし 確かにそれは一定の回答になり得たりもする。だが大抵 それで全てが解決するほど現実は甘くもない。
しかしそのアイディアから得たイメージを実現しようとしていると いつの間にか、自分に色々なスキルがついていたり、協力してくる人が現れたりする。
人生ってそんなもんか〜とか、少しだけ前向きな気分になりつつ 今日の このエッセイのような日記のような手記を終えたいと思う。
魔法はないが、魔法のようなものはあったり、他人からまるで魔法使いのように扱わることもあったり、やはり何事も想像力こそが原点と言えなくもないのだろう……とか今 思ったりした。
■おまけ
ただ私はずっと同じ場所にいて(一人は別)、同じ人とばかりと何かをし続けるのは、肌に合わないので一期一会で何かをするか、私は定期的に消えることにしている。
おわり
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